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著者 七野りく イラスト 福きつね

辺境都市に戻って、ハルに会える!
”育成者”の過去に迫る騒動が始まる
新たなる『育成者』伝説、第2巻

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想

 

あらすじ

「人類最高の宝飾師【宝玉】の師と言っていいのかな?」 辺境都市の廃教会に二年ぶりに帰ってきた特階位冒険者レベッカ。『育成者』ハルとの再会の場面に現れたのは、今は亡き師弟子の弟・タバサだった。自分の行く末に悩む彼女を廃教会に招待したハル。抜群の指導力で彼女の秘められた才能を発見しながらも、優しく道を指し示していく。本当の妹が出来たようなレベッカも彼女に接することで自分の目標を再確認し、自らの力に磨きをかけていく。だが、その裏ではタバサたちとハルを狙った大いなる陰謀が渦巻いており⁉ 『育成者』伝説は、新たなる弟子候補を巻き込んで次なるステージへ!

(裏表紙より)

感想


前巻(1巻)のお話

前巻の感想はこちらから。


試し読みまでのお話

腹黒副長【閃華】メルや【守護騎士】トマたち【盟約の桜花】と悪魔狩りに挑んだレベッカ。最後に止めを刺し、メルからハルと会う権利を勝ち取ったレベッカは、辺境都市の廃教会に二年ぶりに帰ってきて――というのが試し読みまでのお話。


ここからはネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。




タバサと二年ぶりの辺境都市

さて今回は『六英雄』と【深淵を覗き込みし眼】を持つ少女な回でした!


二年ぶりに辺境都市に帰ってきたレベッカ!。龍の競売をメルとジゼルに任せ、廃教会で十大財閥を譲り隠居した老人・ローマンと出会った彼女は、彼の孫とそのメイド、タバサとニーナと出会います。しかし、2人に構わず、ハルに抱き着いちゃうんです。


「ハル! ハル‼ ハル!!!」
(49ページ 引用)


何故か廃教会にタチアナもいたんだけど、それは置いといて。他の人そっちのけでハルに抱き着いちゃう、元気いっぱいの甘えたがりでツンデレな元野良猫ちゃん(レベッカ)が可愛い!


自分の行く末に悩んでいたタバサを廃教会に招待したハル。レベッカとタチアナが言い争いや特訓を繰り広げる中、ハルに《女神の涙》を磨いてほしいと頼まれたタバサは、エルミナと戦った2人の戦いを見届け、ハルにあるお願いをします。


「ハルさん!
私に宝石の磨き方を教えてくださいっ!
お願いしますっ!」
(141ページ 引用)


レベッカのベッドに忍び込むタチアナ。ハルに「上手に磨けましたっ!!」と見せに行くタバサ。首根っこを掴みハルとのお喋りを阻止するレベッカ。懐き度が限界突破して、想像でニヤニヤするレベッカが怖い! ハルに何をしちゃうのか…【舞姫】サクラもこのレベルなんですかね?


自分からハルに磨き方を教えてほしいと頼んだタバサは、【宝玉】シキ家を継ぐ『タバサ・シキ』ではなく、普通の『タバサ』と接してもらって嬉しがっていて。成長もそうなんだけど、「えへへ~~♪」と照れてるのがね、尊かったんです。


「――『レーベ』!!!!!!」
(288ページ 引用)


襲撃してきた【北雪旅団】を退けたハルたち。タバサに【宝玉】カガリが最後に遺した手紙を読んで上げたレベッカは、自分が名付けた杖の名前を叫んで――。タバサが敵を見つけ、レベッカが叫び、ハルと放った雷撃。レベッカ、本当に強くなりましたね。


幼女姿になったレーベ、敵が迷宮都市へ行動を開始する中、迷宮年に行くことになったレベッカは、ハルの教え子たちはどうなっちゃうんでしょう。新たな教え子たちの「可愛さ」も気になりますし…とにかく3巻が楽しみです。


以上、ラノ感でした!