大罪烙印の魔剣使い～歴史の闇に葬られた【最強】は、未来にてその名を轟かせる～　感想 : のらくらラノ感

著者　東雲立風　イラスト　ろるあ

第32回ファンタジア大賞受賞作
英雄が真の力を世界に叩きつける
新たなるバトルファンタジー開幕！

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

あらすじ

かつて最強の魔剣使いとして名を轟かせていた少年がいた。獅子奮迅の活躍を見せていた彼は、宿敵の策謀に嵌り百年後の世界に飛ばされてしまう。そして未来の世界で彼の活躍は歪曲され、その名は英雄ではなく大罪人の汚名として残っていた。そんな逆境の中、百年前の“真実”を知る女軍人シリウスと手を組んだ彼は、シエル・ブラックという新たな名前を手に入れ、宿敵の影を追い、魔術学院に潜入する。その標的となるのは百年前からの因縁がある一人のお嬢様で⁉　歴史の闇に葬られた最強の英雄が、汚名をはね除け、真の力を世界に叩きつける！　新たなるバトルファンタジー開幕！

（裏表紙より）

感想

百年後の世界に目覚めた英雄が、真の力を世界に叩きつけるバトルファンタジー！　かつて最強の魔剣使いとして名を轟かせていた少年が、宿敵の策謀に嵌り、百年後の世界に飛ばされて始まる、借りと劔が楽しめる作品でした。

宿敵・ヴァイスの策謀に嵌り、百年後の世界に飛ばされた、英雄と呼ばれていた少年。しかし彼は未来で、所属していた『軍旅』を始め、帝国軍人数万人を殺戮した大罪人として歴史に名を刻んでいたんですよ。

百年前の“真実”を知る女軍人・シリウスと出会い、シエルという新たな名前を与えられた少年は、50億の借金返済と宿敵の影を追い、殺された仲間の一人、『雷霆』の名を冠する一族の女性の、血を引いた少女・レーヴェと魔術学院に潜入します。

シリウスから告げられた仕事は、敵国のお嬢様・メルセデスを婚約者から寝取り、味方になるよう引き抜くというもの。魔術学院に潜入し、編入試験でメルセデスと戦うことになったシリウスは、彼女の魔法を見て、「――綺麗な炎だ」と言ってしまうんです。

学院生活が始まり、シエルはメルセデスを味方に引き入れ、ヴァイスや“黒幕”を見つけ出し倒すことができるのか。『軍旅』を壊滅させられ、百年後に飛ばされるところから物語は始まっていくんだけど、50億の借金や、レーヴェやメルセデスとの会話がコミカルで。

宿敵を追うファンタジーなシリアスさよりも、学院の日常が多く、物足りなく感じる部分はありました。ただ、コミカルな会話劇や、『絶劔』と名乗ってのバトルが面白く、次巻以降の展開が楽しみですね。

以上、ラノ感でした！

レーベル	ファンタジア文庫
ジャンル	ファンタジー
おすすめ度（評価）	★★☆☆☆
ページ数	336
発売日	2020年12月19日

章ごとにいろいろまとめてみた

	シエル	レーヴェ	メルセデス	レンズ	シリウス	(バ)	ページ
	〇	×	×	×	×	×	5
1章	〇	〇	×	×	〇	〇	49
2章	〇	〇	〇	×	〇	〇	47
3章	〇	〇	〇	〇	×	×	64
4章	〇	〇	〇	×	×	×	46
5章	〇	〇	〇	〇	×	×	52
6章	〇	〇	×	〇	×	×	20
7章	〇	〇	〇	〇	×	〇	40
終章	〇	〇	×	×	×	×	6
合計							329

キャラは登場していて、
台詞があれば〇、なかったら×です。
（バ）はバトルシーンが
ある〇、ない×、微妙△です。
（管理人が思った通りに書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです）

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