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著者 佐伯庸介 イラスト 花ヶ田

図書委員の仕事は……迷宮探索!?
異能の力を秘めた魔書を見つけ出す
書庫迷宮ファンタジー、開幕!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

国内有数の蔵書数を誇る宇伊豆学園の図書館には、広大かつ深遠な《地下迷宮》が存在した。高等部に所属する図書委員の守砂尊は、ある日、立入禁止の《閉架書庫》に足を踏み入れ、この図書館に隠された真実を知る。――地下に収められた奇書や希覯本、異能の力を秘めた魔書を手に入れるため、図書委員たちが果てなき迷宮探索に挑み続けていることを――。秘密を知った守砂は、他の図書委員とチームを組んで、妖魔が跋扈する迷宮で未知の蔵書を探す《地下レファレンス》をすることに。しかし、それは楽しくも波乱に満ちた日々の幕開けで……!?

(電撃文庫公式サイトより)

感想


異能の力を秘めた魔書を見つけ出す書庫迷宮ファンタジー! 国内有数の蔵書数を誇る図書館がある宇伊豆学園の図書委員・守砂尊が、立入禁止の《閉架書庫》に足を踏み入れて始まる、未知の蔵書を探す迷宮探索が楽しめる作品でした。

図書委員の1人からファイルを地下に届けて欲しいと言われ、立入禁止の《閉架書庫》に足を踏み入れてしまった尊。彼は途中で出会った後輩の少女・エスキュナと妖魔に襲われ遭難中、幼馴染の三火を含む図書委員の先輩たちに助けられます。

宇伊豆学園付属図書館・地下閉架『迷宮書庫』。図書館の秘密を知った尊は、そんな魔書から出てきた妖魔たちが蔓延る迷宮で、図書捜索委員として未知の蔵書を探す《地下レファレンス》をすることになるんですよ。

副委員長の津久澄先輩や、迷宮で出会ったエスキュナ、迷宮で助けた赤髪の少年・大国とチームを組んで始まる迷宮探索! 尊は隅から隅までの探索と、取り残された人の救出を主目的に3人と迷宮に入り、記述に応じた能力が出せる魔書を使って、詳細な地図を作っていくんですよね。

そんな、閉架書庫にある巨大な迷宮で、仲間と一緒に魔物と戦い、未知の蔵書を見つけ出していく探索に冒険心がくすぐられて面白かったんです。脳内オートマッピング、ヌシの感知、周囲の探知、未踏地域で隊員強化と、探索チートな魔書を使う尊。

詳細な地図を他の隊長に公開し、隠し通路による隊員被害を増やしてしまった彼は、強力なヌシのみが存在する隠しフロアをどう攻略していくのか。この迷宮、迷宮の外に出れば生き返るんだけど、あるペナルティもあって、ただ楽しいだけの探索とはいかないんです。

また、尊のキャラが今と昔で違っていて。これにはある事件が関わってくるんだけど、彼の昔を知っている子とかも出てきて一波乱あったり、取り残された人の救出や地図作り、魔書の能力が深く関わっていたりしたんですよね。

これがすごく読みごたえがあって。バトルありな迷宮探索にワクワクさせられる、登場人物たちの掛け合いも読みやすくて楽しい1冊! いやぁ、もう面白かったです。次回はどんな探索をしていくんでしょう、今から楽しみですね。


声優さんによる朗読動画があるそうなので、よかったら見てみて下さいね!





以上、ラノ感でした!

レーベル
電撃文庫
ジャンル
ファンタジー
おすすめ度(評価)
★★★★☆
ページ数
312
発売日
2020年12月10日



章ごとにいろいろまとめてみた


(バ)ページ
プロロ
×
×
×
×
×
×
×
8
一章
×
×
×
32
二章
×
×
72
三章
40
四章
×
×
×
42
五章
92
エピロ
×
×
×
×
10
合計
296

①は守砂尊、
②はエスキュナ・コーナー、
③は津久澄旭、④は大国八治、
⑤は天寺三火、⑥は御高結、
⑦は雨野朱見、⑧はフブル司書、
⑨は思兼八呼、⑩は加来槌彦です。
プロローグはプロロ、
エピローグはエピロにしています。
キャラは登場していて、
台詞があれば〇、なかったら×です。
(間違っていたら、ごめんなさい)
(バ)はバトルシーンが
ある〇、ない×、微妙△です。
(管理人が思った通りに書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)