img20201213_22005466

著者 ミサキナギ イラスト うなさか

わたしとゲームをしましょう――。
時間泥棒ちゃんと夏休みを奪われた少年の
ドキドキしたら負けの心理戦ラブコメ!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

一学期の最終日。日常に飽き飽きし、ただ毎日を消化していた高校生・加嶋颯は、クラスのアイドル・藤ノ宮白雪からまさかの告白を受ける。だが次の瞬間、颯は9月1日へとタイムリープし、夏休みが始まる前に終わっていた! 白雪の正体は、その美貌で人を惑わし、謎の砂時計で相手の「時」を奪う“時間泥棒”。夏休みをまるごと盗まれた颯は、1ヶ月分の「時」を取り返すため、彼女との壮絶な心理戦に挑むことになるが……。デート中に相手にドキドキすると「時」を奪われる「時間争奪ゲーム」――これは、高一の夏休みを盗まれた俺が青春を取り戻す物語である。

(電撃文庫公式サイトより)

感想


ドキドキしたら負けの心理戦SFラブコメ! 日常に飽き飽きし、ただの毎日を消化していた高校生・加嶋颯が、クラスのアイドル・藤ノ宮白雪に告白され、夏休みをまるごと盗まれて始まる、時間泥棒と〈時〉が楽しめる作品でした。

一学期の最終日にクラス一の美少女・藤ノ宮さんから告白された加嶋くん。だけど加嶋くんは、何故か身体が消えていって、気付いたら9月1日とタイムリープしていたんです! 

わたしたち別れたよね、と言ってくる藤ノ宮さんと、キスできそうだったところで、1日後にタイムリープした彼は、彼女が時間を盗む“時間泥棒”であることを見抜きます。

「夏休みを無為に浪費しただけ。それなら、わたしに盗まれても同じだと思わない?」「俺はおまえに青春イベントに遭遇する機会を奪われたんだよっ!」

自分より相手の心拍数が高いと時間を奪える装置を使い始まっていく、奪われた夏休みを賭けた心理戦という名のデート! 

手つなぎに、手作り弁当、あーん、など、加嶋くんは柔らかく微笑んでくる藤ノ宮さんに、ドキドキしてしまい時間を奪えず惨敗しちゃいます。

まずこの、可愛い藤ノ宮さんに騙される、相手よりドキドキしたら負けな心理戦が面白かったんですよね。後半、加嶋くんは彼女が時間泥棒をする理由を知ってしまいます。

人工林檎、知恵の実、時間警察。さらに時間や〈時〉についての情報?が判明して、2人の時間取りゲームはどうなっていくのか。

告白した後、夏休みを奪われるインパクトのあるシーンから始まり、時間取りゲームをしていく中で、〈時〉や時間泥棒の少女の切実な事情が見えてくる展開にワクワクさせられました。

時間について考えさせられる、時間泥棒との心理戦が楽しい1冊。デートして、時間を貸して、気持ちが変化していった2人はどうなっていくのか。2人の今後が楽しみですね。


声優さんによる朗読動画があるそうなので、よかったら見てみて下さいね!




以上、ラノ感でした!

レーベル
電撃文庫
ジャンル
SFラブコメ
おすすめ度(評価)
★★★☆☆
ページ数
344
発売日
2020年12月10日



章ごとにいろいろまとめてみた


加嶋
藤ノ宮
早乙女
真琴
(エ)ページ
プロロ
×
×
×
3
一章
×
46
二章
×
×
78
三章
74
四章
×
50
五章
60
エピロ
×
×
13
合計
324

プロローグはプロロ、
エピローグはエピロにしてあります。
キャラは登場していて、
台詞があれば〇、なかったら×です。
(エ)はエッチな?シーンが
ある〇、ない×、微妙△です。
(管理人が思った通りに書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)