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著者 御宮ゆう イラスト えーる

うん、いいよ。私が幸せにしてあげる
元カノの浮気の真相が明かされる
ちょっぴり大人の青春ラブコメ第3巻!

目次1 ▯感想



感想


前巻(2巻)のお話

からかい好きな後輩・志野原真由が遊びに来るように早二か月。たまにサークルに顔を出すようになった悠太は、那月からバレンタインパーティに誘われる。高校時代からの親友・彩華とパーティに参加した悠太。しかし、そこで元カノの礼奈と再会してしまった。

「私、浮気なんてしてないから」 礼奈からもう一度その言葉を聞き、またラインすると言われた悠太は、彩華と温泉旅行に。彩華と出会った高校時代を思い出した彼は、彼女から「ねえ。あんた、私に惚れてたりする?」と言われ、露わになった胸元を見てもいいと告げられる。

しかし、今の関係を優先して「……お前が、大事だから」と視線を上げ、「来てよかった」「楽しかったわよ」 2人は温泉旅行から帰宅。悠太は真由から「おかえりなさい」と言われたのだった。


試し読みまでのお話

彩華との温泉旅行から二週間が経ち、小悪魔にベッドを占領されていた悠太。礼奈から『来週、二人で会いたい』というメッセージを貰っていた彼は、付き合っていたころの思い出と光景が甦り
――というのが試し読みまでのお話。


ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。



浮気の真相

さて今回は礼奈さんの浮気の真相と想いが明かされる回でした! (今回は短め?でいきます)


春休みも終わり、彩華が副代表を務める新入生歓迎会に参加して、新学期を過ごしていたところに現れた礼奈。会いに来たという彼女から告げられたのは、浮気の真相で――。満を持して明らかになった礼奈さんとの真実!


学祭で出会い「私が幸せにしてあげる」と始まった恋は、彼を元気にしていた彩華に引け目を感じ、ファンの子の手を受け入れてしまい別れを切り出される形に。やっぱり今回も登場人物たちの距離感が絶妙でしたね。


春休みが明けの穏やかな?日常パートや、頭を撫でたり、『好き』『俺も』と言っていたり、付き合っていたころの可愛らしいエピソードもありながら、彩華と悠太の関係や手を繋ぐことなどは「浮気」なのか。


話せばよかったのでは?という意見は置いといて、悠太に彩華という存在がいるからこその礼奈さんの想い、そして「浮気」と「友人」におけるそれぞれの捉え方には、考えさせられるものがありました。


「浮気ってさ、どこからが浮気? って思った時点で駄目なんだって。私はそれを思った上で、手を繋いだの。だから私はあの時間違いなく、浮気したんだよ」
(288ページ 引用)


その中でも、軽い人が周りに多い、浮気された経験のある真由の浮気理論。途中まで手を繋いだだけでは、浮気に当たらないかなと思っていたけど、礼奈さんから告げられた真由のこの言葉を見たら判断が変わっちゃいましたよ。


そして今回の表紙。礼奈さんと真由が描かれているわけですけど、礼奈さんが付き合っていたときに持っていた、真由が持っている鍵には、キーホルダーがちゃんとついているんですよね。これは彩華が描かれているといってもおかしくない! じゃあ、どこに?っていうと、ね?


今回で3人の過去や想い、関係性が明らかになったわけですが、礼奈さんも参戦して、どんなヒロインレースが繰り広げられていくのか。これからの彼女たちとの関係(とくに彩華)に注目していきたいですね! すごく面白かったです。

以上、ラノ感でした。