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著者 クボタロウ イラスト ファルまろ

カクヨムWeb小説コンテスト受賞作!
転生した少年を育ててくれたのは魔女?
忌子な少年と魔女の家族の絆の物語。

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

人里離れた森の奥。そこには魔女と狼、そして一人の少年が暮らしていた。両親に捨てられた少年アルを拾った後、不器用ながらも過剰な愛情を注ぎ育て、魔法や知識さらには世界の広さを教える為に旅に連れて行ってくれた魔女メ―ティー。二人の暮らしは、刺激的であると同時に幸せに満ち溢れていた。ある日、人々に恐れられる【禍事を歌う魔女】の存在を知ったアルはそれが――居場所のなかった自分に家族のぬくもりを教えてくれたメ―ティーであったことを知る。自身の知る彼女と世間の認識の違いに戸惑いつつ、アルはとある覚悟を決め――? 数奇な運命の下に出会った二人が紡ぐ、“家族”の絆の物語。

(裏表紙より)

感想


両親に捨てられた少年が、魔女に拾われ家族になっていく物語! 忌子として転生し、両親に捨てられた少年・アルディノが、魔女のメ―ティーと狼のヴェルフに拾われ、一緒に暮らしていくことになる、家族の絆が楽しめる作品でした。

魔女のメーテ(メーティー)に拾われたアル(アルディノ)は彼女と暮らしていくことになります。メーテは不器用で。お風呂に入れくれたときに浴槽に落としてきたり、分量を間違えて酸っぱいジュースを飲ましてきたりしていたんですよね。

また演技が下手で。さっきまでフライパンを振っていたのに、フォークが持てないと言い出したり、ダブルベッドが置かれた部屋があることを知って、部屋に案内された後、ツインとダブルを勘違いしたと言い出したり、可愛いところもあったんです。

そんな不器用ながらも赤子のときから愛情を注いで育ててくれたメーテと、狼と人の姿を持つウルフ(ヴェルフ)と森の奥で過ごして、魔法や知識を覚え成長していったアル。

なんだけど、彼はメーテと旅行に行っている途中で出会った女の子・ソフィアから、【禍事を歌う魔女】という御伽話を聞かされて、メーテがその魔女だったことを知ってしまうんです。

【禍事を歌う魔女】を知ってしまったアルはどうしていくのか。旅行先で出会ったソフィアとはどうなっていくのか。WEB書籍化作品なので、章が多く、赤子から始まっていて話が短くて読みにくく、もっと読みたい部分は多少ありました。

だけど、転生していることを打ち明けても、自分たちの年齢を明かして、想いが変わることはないと言ってくれるメーテたちの家族の絆と優しさ、間違ったことを言ってしまったら謝ってくれるソフィアの友達な優しさ、そしてアルのメーテへの優しさからくる覚悟。

ソフィアの父親や執事、メイドも描かれていて、家族の絆と優しさに心温まる面白い1冊でした。



以上、ラノ感でした!

レーベル
スニーカー文庫
ジャンル
ファンタジー
おすすめ度(評価)
★★★☆☆
ページ数
288
発売日
2020年8月1日



章ごとにいろいろまとめてみた


(バ)ページ
プロロ
×
×
×
×
×
7
第一章
×
×
×
×
×
9
第二章
×
×
×
×
×
11
第三話
×
×
×
×
×
29
第四章
×
×
×
×
×
7
第五章
×
×
×
×
20
第六章
×
×
×
×
15
第七章
×
×
×
×
×
12
第八章
×
×
×
×
×
13
第九話
×
×
24
第十章
×
×
23
第十一章
×
×
×
×
25
第十二章
×
×
×
37
第十三章
×
33
第十四章
×
×
×
15
合計
280

①はアルディノ、②はメ―ティー、
③はヴェルフ、④はソフィア、
⑤はアラン、⑥はパルマ、
⑦はモウゼフです。
プロローグはプロロにしています。
キャラは登場していて、
台詞があれば〇、なかったら×です。
(バ)はバトルシーンが
ある〇、ない×、微妙△です。
(管理人が思った通りに書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)