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著者 零真似 イラスト 純粋

第14回小学館ライトノベル大賞受賞作
死者の少年がヒトの少女に一目惚れ!?
世界を揺るがすことになる、2人の物語

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

天空に浮かぶ「世界時計」を境に分かたれた「天獄」と「地国」。地国で暮らす死者の僕はある日、常夜の空から降ってくる彼女を見つけた。一目見た瞬間から僕はもう、恋に落ちていた。彼女の名前はファイ。僕の名前はデッド。彼女はヒトで、僕は死者。だからこの恋は、きっと実らない。それでも夜空は今日も明るい。二つの世界の引力バランスがひっくり返る「天地返り」の日まで、僕は地国のゾンビから彼女を守り、そしてきちんと「さよなら」を告げる。これはやがて世界を揺るがすことになる、相容れない僕たちの物語だ。

(ガガガ文庫公式サイトより)

感想


死者の少年が、空から降ってきたヒトの少女に、一目惚れして始まるボーイミーツガール。地国で暮らす死者の少年が、空からぶってきたヒトの少女・ファイに一目惚れして、彼女をゾンビたちから守ろうとする、主人公たちの愛が楽しめる作品でした。

地国で暮らしていた死者のデッドはある日、天獄から落ちてきた少女・ファイに一目惚れして、彼女を天地返りの日(月に1回、2つの世界の引力のバランスがひっくり返る日)までゾンビから守ろうとし始めます。

この世界には2つの世界があって。ヒトが暮らす「天獄」、死者たちが暮らす「地国」に分かれているんですよ。そして死者とゾンビは違っていて。

死者は話すことができるんだけど、ゾンビは死者がヒトの生の匂いに当てられて、ゾンビ化した存在で「あー」とか「うー」しか言えなくなるんですよね。

「地国」で2人は出会ってしまうんですけれど、ファイに恋したデッドはゾンビ化しない『愛のパワー』で彼女を助けていきます。だけど、ファイは最初、助けてくれた彼のもとから逃げちゃうんです。

友人に背中を押され、彼女を助けに行くデッド。そんな彼の純粋な想いが面白かったんですよ。彼にデッドという名前をつけて、流れ星のような流れゴミを見て、襲い来るゾンビたちから逃げ、いつの間にかデッドを好きになっていくファイ。

天地返りがおきて、デッドとファイはどうなっていくのか。異なる世界で生きていた彼らの関係。二本の鉄パイプを胸にバツ字で刺している、デッドの唯一の友人であるクロスの優しさ。壁に書かれていた青い血文字には心が揺さぶられました。


PVもあるそうなので、気になったら読んでみて下さいね。




以上、ラノ感でした!

レーベル
ガガガ文庫
ジャンル
ファンタジー
おすすめ度(評価)
★★★☆☆
ページ数
328
発売日
2020年7月17日



章ごとにいろいろまとめてみた


デッド
ファイ
クロス
(エ)ページ
第1話
×
10
第2話
38
第3話
60
第4話
×
×
76
第5話
×
×
48
第6話
×
64
第7話
×
9
合計
305

章題は第〇話にしています。
キャラは登場していて、
台詞があれば〇、なかったら×です。
(エ)はエッチな?シーンが
ある〇、ない×、微妙△です。
(管理人が思った通りに書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)