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著者 犬君雀 イラスト つくぐ

第14回小学館ライトノベル大賞受賞作
出来ますよ。クリスマスをなくすこと。
僕と少女の恋を終わらせるための物語

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

聖夜を間近に控えた12月初旬。先輩にフラれた僕は駅前のイルミネーションを眺め、どうしようもない苛立ちと悲しさに震えていた。クリスマスなんて、なくなってしまえばいいのに……。そんな僕の前に突如現れた、高校生らしい一人の少女。「出来ますよ、クリスマスをなくすこと」彼女の持つノートは『望まない願いのみを叶える』ことが出来るらしい。ノートの力で消すために、クリスマスを好きになる必要がある。だから――「私と、疑似的な恋人になってください」これは僕と少女の奇妙な関係から始まる、恋を終わらせるための物語。

(ガガガ文庫公式サイトより)

感想


男子大学生と女子高生の、恋を終わらせるための物語。ジャンルは青春ものだと思います。先輩にフラれた主人公・が、「望まない願いのみを叶える」ノートを持っている少女と疑似的な恋人になる、不幸せな幸せが楽しめる作品でした。

先輩にフラれ、駅前で「クリスマスなんて、無くなってしまえばいいのに」と呟いた主人公・僕は、後ろから声をかけてきた少女から「出来ますよ。クリスマスをなくすこと」と言われます。

犯罪者さん。主人公のことをこう呼ぶ少女は、彼の手帳と『書いた内容が望まないこと限定で現実になる』ノートを持っていて。主人公は彼女に脅迫されて一緒に「クリスマスを消すために」クリスマスを好きになれるよう疑似恋人になっていくんですよ。

目標はクリスマスイブの正午まで。2人は写真を撮ったり、会いたい人に遭いにいったりしていくんですが、まずこの2人、「僕」と「少女」で名前が語られていないんですよね。他にも「先輩」や「悪友」が出てくるんですが、全員名前がないんです。

少女はクリスマスが、暴力を振るってくる父の誕生日と、姉が自殺した日で、幸福を分け合う相手がいないから好きになれない子で。僕は、先輩にフラれて大学に行けていない、たばこを何度も吸う人で。

そんな心にモヤがある2人が発する感情や心情と作品の雰囲気が、訴えかけてきて刺さってくる面白さでした。そして、後半ですよ。「七章 今はもう失った。」から、タイトルの意味や、主人公たちのことが判明していくんです。

大切なものや過去のエピソード、メロディが語られ、2人はどうなっていくのか、何が起こるのか、なにを知っていくのか。不幸せな幸せ。つくぐ先生のイラストも合わさって魅力的な青春恋物語でした。

インタビュー記事やPVなどもあるそうなので、気になったら見てみて下さいね。









以上、ラノ感でした!

レーベル
ガガガ文庫
ジャンル
青春もの
おすすめ度(評価)
★★★★☆
ページ数
312
発売日
2020年6月18日



章ごとにいろいろまとめてみた


少女
先輩
悪友
(エ)ページ
一章
×
×
16
二章
×
36
三章
×
×
22
四章
×
×
20
五章
×
×
66
六章
×
×
26
七章
×
×
22
  
×
×
×
46
八章
×
×
16
最終章
×
×
×
21
合計
291

キャラは登場していて、
台詞があれば〇、なかったら×です。
(エ)はエッチな?シーンが
ある〇、ない×、微妙△です。
(管理人が思った通りに書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)