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著者 小林湖底 イラスト りいちゅ

将軍同士が争うイレギュラーな
エンターテインメント開幕?
吸血鬼コミカルファンタジー第2巻!

目次1 ▯感想
2 ▯2巻まとめ

 

感想


前巻(1巻)までのお話

帝国の将軍に大抜擢されていた引きこもりのテラコマリは、下克上が横行する血なまぐさい荒くれ部隊を率いることになる。血が嫌いなせいで魔法が使えず、実力〈げきよわ〉を隠して、メイドのヴィルのはったりと幸運で生き延びていたコマリ。

そんなとき、引きこもりになった元凶の少女・ミリセントが現れ、ヴィルが攫われてしまう。彼女の手紙を読み、ミリセントと直接対決することにしたコマリは、ヴィルの血を飲み、烈核開放【孤紅の恤】を発動させて勝利したのだった。


試し読みまでのお話

変人だらけの部下と変態メイドのせいで、騒がしい日常を送っていたコマリ。七紅天の一人、フレーテを意図せず煽ってしまった彼女は、同じく七紅天の一人、サクナと協力してテロリストを探すことに?――というのが試し読みまでのお話。


ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。




七紅天

さて今回は七紅天同士が覇を競う回でした!

「そうですわね。本当にどうでもいい。私が気になっているのは、あなたがどうやって七紅天になったということです。――あなた、ようするにコネを使ったんでしょう?」
(128ページ 引用)


テロリストを捕まえることになったコマリは、フレーテから七紅天に相応しくないと判断され、七紅天会議が行われることに! 第一部隊長以外が集まって議論が始まっていくんだけど、フレーテは財力を使って核心をついてきて。


ほとんど当たってなかったけど、引き込もっていたことや、コネが当たっていたんですよね。どうしてそこは当てちゃうのか。カオステルが作った半笑いコマリンTシャツから、ずっと笑っちゃっていましたよ。


ヴィルはコマリを爆発から救うため、第四部隊長のデルピュネーを毒殺! だけどフレーテはコマリを疑っていて、第五部隊長のメタルの提案で、七紅天同士が争う七紅天闘争が開催されることになってしまいます。部隊長も倒せちゃうヴィルって…。


サクナ

さて、サクナに新作小説を渡していたコマリは、名前を書いていたことを思い出して、全力疾走していました。ヴィルにいたずらされるのが目に見えてるのに、子供には見せられないようなシーン(※3回のキスシーン)も書いていたコマリ。可愛いですよね。


「はい。十五体あるテラコマリさんの等身大人形は、最高傑作だと思ってます。毎日ちゃんと挨拶をして、話しかけて、本物のテラコマリさんにするように接しています……」
(185ページ 引用)


途中で川に落ちて、なんとかサクナの家に辿り着いたコマリは、彼女のコマリン部屋を見てしまい…。手作り等身大人形15体、抱き枕、当然のように半笑いTシャツも持っていて。ヤベー爆弾を抱えていたっていうコマリだけど、どっちもどっちですよ。


新しい友達

さて、コマリと同盟を組むことになり、家族のことを教えたサクナは、何故かブルーナイト邸にいたミリセントから、「逆さ月」を抜けるためのアドバイスを貰って、七紅天闘争が始まっていきます


「さあ、再び見せておくれコマリ。きみなら世界をひっくり返すことだってできるはずだ」
(341ページ 引用)


ここからはネタバレすぎるので言いませんが、誰が一番強いのかを戦いで決めて、500人中、470人が死ぬアホなコマリの部下たちから始まり、デュルピネーたちに追い掛け回される、吸血鬼たちのエンターテインメント?が良かったですね。

逆さ月に従うしかなく、他人の人生を捻じ曲げてきた少女の指を握ってあげるコマリの優しさ。黒幕も判明して、再びあの技も使われて。悪いことはしませんと誓った少女との仲直りの握手。コマリンには新しい友達とこれから騒いでいってほしいですね。



2巻まとめ


というわけで2巻の感想・レビュー?でした。

コマリはサクナと協力して、テロリストを捕まえることになっていましたね。フレーテを煽ってしまったことがきっかけで始まった『七紅天闘争』。逆さ月の一員だったサクナを救ったコマリは最後、黒幕だったメタル将軍を【孤紅の恤】で倒していました。

七紅天同士が覇を競う2巻。シャツを無断で作っていた部下たちや、力に無自覚なコマリの勢いの良い嘆きに笑っちゃいました。サクナの過去や悩みが明かされ、標的に立ち向かうコマリの姿はカッコよく、握手で仲直りする2人の友情は美しくみえました。今回も面白かったです。

【孤紅の恤】の能力や、逆さ月の目的の一端が明らかになり、コマリたちはどうなっていくのか、3巻楽しみですね。


以上、ラノ感でした!