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著者 池田明季哉 イラスト みれあ

第26回電撃小説大賞受賞作!
グラフィティの聖地を脅かす陰謀?
挫折と再生を描いた感動の物語!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

お隣に引っ越してきたシノさんは、なぜだか知らないがワーカホリックな俺の世話を焼こうとしてくる。部屋に押しかけてきては温かくて美味しいごはんの用意、汚れ一つ見逃さない掃除洗濯。あまつさえ、膝枕に添い寝まで……。「あの、シノさん、そろそろパソコンを返して欲しいんですが」「家で仕事なんてしちゃ駄~目。拓務は何もしなくていいの! 私にだらしなく甘えて快楽を貪っていればいいんだから」 とにかく仕事がしたい俺にとっては厄介者でしかなかった。だけど最近、シノさんの待つアパートに帰ることを、どこか楽しみにしている自分もいて……。 仕事がしたい天然社畜と、甘やかしたい彼女の甘々攻防コメディ。

(電撃文庫公式サイトより)

感想


グラフィティの聖地で立ち向かう若者たちの物語! ジャンルはミステリだと思います。バンクシ―の出身地・ブリストルに留学していた少年・ヨシが、グラフィティ・ライターたちと巨大な陰謀に立ち向かう、ライターたちのアートと上書きが楽しめる作品でした。

ブリストルに留学中の大学生・ヨシは、バイト先の店頭でグラフィティを発見して、かつて〈ブリストルのゴースト〉と呼ばれていた先輩のブーディシアと共に、スプレーのメーカーや色、グラフィティの書き方で犯人探しをしていきます。

画材店の店主・アイオン、《嬢王熊の復讐》を率いるモモたちと共に、グラフィティ絡みの事件を解決していく2人。そんなヨシとブーティシアはあることで挫折していたんですよね。そんな彼らが巨大な陰謀に立ち向かい、乗り越えていく姿が面白かったです。

ただ、悩みを抱えていたからなのかも知れないけど、ヨシが留学してから1か月以上?もグラフィティのことを知らなかったり、ライターたちが素早く書くように、日常会話などは短くすぐ謎解きに入ってしまったりと、気になる部分はあったかな…。

だけど、表紙やイラストを見た瞬間に伝わってくる勢いと、ライターのグラフィティにかける想いや、タイトルの「オーバーライト(上書き)」に込められた意味が熱く。作者さんのブリストルに滞在されていたときの経験や出来事が含まれ、魅力的な一冊でした!



特設サイトもあるそうなので、よかったらこちらも見てみて下さいね。声優の佐倉綾音さんによる、カッコいいスペシャルPVも聞けちゃいますよ!

電撃小説大賞《選考委員奨励賞》
『オーバーライト ――ブリストルのゴースト』PV


以上、ラノ感でした!

レーベル
電撃文庫
ジャンル
ミステリ
おすすめ度(評価)
★★★★☆
ページ数
328
発売日
2020年4月10日



章ごとにいろいろまとめてみた


ヨシ
ブー
ララ
ジョ
ージ
アイ
オン
(エ)ページ
Prologue
×
×
×
×
5
Chapter1
×
×
48
Chapter2
×
×
32
Chapter3
×
82
Chapter4
×
×
54
Chapter5
×
62
Epilogue
×
×
21
合計
304

キャラは登場していて、
台詞があれば〇、なかったら×です。
(エ)はエッチな?シーンが
ある〇、ない×、微妙△です。
(管理人が思った通りに書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)