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著者 つちせ八十八 イラスト 憂姫はぐれ

リティシアが大魔王に覚醒?
スコップとシャベルが1つになる?
スコップファンタジー第4巻!

目次1 ▯感想
2 ▯4巻まとめ

 

感想


前巻(3巻)までのお話

前回は、海底神殿で人魚を救ったアランたちがグリーンオーブを手に入れていましたね。浮遊大陸では天使ルーシィがスコップに穢されて。闇の国では、クロノノ率いるスコップ軍団が王都から魔物を駆逐して解放され、リティシアは人間をやめていました。

試し読みまでのお話

魔王アスモデウスと対峙していたアラン達。魔王に気に入られたカチュアは、オーブとスコップ耐性発動付きの鞘を渡されるが、その鞘は充電が必要で? カチュアに耳スコップ、リティシアにお口スコップをするアランなのであった――というのが試し読みまでのお話。


ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。




7つのオーブ


さて今回はスコップとシャベルな回でした!

ゼルベルク退散のためにオーブを発動させようとしたリティシア。しかし、人間をやめているため、オーブは発動しませんでした。スコップですからね…。アランはリティシアの波動砲で王都ごと消し飛ばす案に了解して。カチュアのツッコミまで3、2、1。


「了解するなああああああああっ!?」
(65ページ 引用)


騎士たちの洗脳を解いて龍を倒したカチュアは、騎士たちに見られながら、アランの耳掃除をすることに! 歯磨きもして、スコップもしてぐったりするカチュア。「我々はいったい、なにを、見せられたのだ……?」 団長、その言葉は遅すぎますよ。


鏡像のエリーゼ

小さな村で、スコップのない歓待されていたカチュア。そんなとき、リティシアがやってきます。非スコップ休日、本当に一瞬でしたね…。しかし、やってきた姫様はスコップを持っていない偽物! スコップを持てなくなったとは考えないよね…普通?


名前は《鏡像のエリーゼ》。ゼルベルクに仕える《七魔将》の筆頭さんです。そんなエリーゼに気に入られたカチュアは、アランの話に出てきた《新世界/反創世記》を呟き、さらに気に入られます。《デミオルゴン》懐かしいですね…?(詳細は1巻の165ページ!)


「さあみなさん。
ス国開放戦争を、はじめますこっぷ!」
(125ページ 引用)


《八魔将》になっていたアランが作戦を開始していたところに、エリーゼが現れます。波動砲を受けて、地獄から一分で敵の血を持って帰ってきたアランに、純粋なツッコミをした彼女は、スコ姫の洗脳まで受けて散々な目に


さらには、アランをコピーするため、アランとリティシアを解析して…。姫様はほぼスコップ。アランはドワーフと人間のハーフで鉱夫なところ以外、冗談みたいな記録。ゼルベルクに話しても、まともに取り合ってもらえずで。可哀そうとしか言いようがないですよ。


スコップとシャベルが半々

さて、スコップルートで進軍して、ゼルベルクの手下を倒し、スコップランドでファースコキスをしたアラン達は、王都に進軍を開始します。ここからはネタバレすぎるので言いませんが、今回もすこべる(スコップとシャベルが半々)(意味不明)でしたね。


ゼルベルクが四魔公を召喚に失敗して、オーブ発動で乱れる宇宙の法則。世界がスコップ地獄と化して、大魔王シャ・ベ・ルティシアが現れて、カチュアの前でアランとスコップを始めようとして、ある少女が波動砲で処女受胎して――スコップ万歳!


4巻まとめ


というわけで4巻の感想・レビュー?でした。

カチュアがアスモデウスから「耐スコップ力」が身につく鞘を貰っていましたね。悪魔に操られていた騎士たちの洗脳を解いて、耐スコップ力を充電して、八魔将筆頭《鏡像のエリーゼ》と対峙して始まっていくス国開放戦争。

スコップ集団とスコップルートで進軍したアランは、スコップ地獄と化した世界で魔王になったリティシアにえっちな波動砲を発射し、転移して波動砲が直撃してしまったエリーゼが処女受胎していました。

スコップとシャベルが対義語認定される4巻。アランのスコップに堕ちかけるカチュアの、スコップにギリギリ抗う姿が可愛く、巻を追うごとにスコップで埋め尽くされる「すこべる」なファンタジーにおかされました。今回も面白かったです。

リティシアのスコップで全てをつらぬけるのか、5巻楽しみですね。


以上、ラノ感でした!