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著者 七野りく イラスト cura

世界で一番の私の兄さんなんだから
王国動乱編の幕が上がる
魔法革命ファンタジー第5巻!

目次1 ▯感想
2 ▯5巻まとめ

 

感想


前巻(4巻)のお話

前回は、前期試験が終わって、アレンたちが夏期休暇で実家に帰省していましたね。ティナたちは、浴衣でお祭り、水着で泳いで、アレンの故郷を楽しんで。アレンは両親に結果を打ち明けて、ティナから感謝の言葉をもらい、ジェラルドとの再戦。炎と氷の姫君と魔力をつないで「炎鱗」を封じていました。

試し読みまでのお話

夏休み後半戦! 義挙を決行するオルグレン。実家へ帰省するティナたちをお見送りしていたアレンは、リディヤから紅いリボンがつけられた杖を受け取り、ティナから蒼いリボンを渡されて?――というのが試し読みまでのお話。

ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。





嵐の前の静けさ


さて今回は波乱の新章幕開け回でした!

ティナたちが実家へと帰省して、アレンと2人きりになったカレンは一緒にお昼寝! そんなところに幼馴染2人がやってきちゃいます。アレンを『兄さん』と呼ぶようになった昔話をして。顔を手で恥ずかしがって、挿絵もあって可愛いんですよね。


「いいか? アレンはな、自分の悪口は何を言われても困り顔をしてるだけだが、お前や家族のことを言われたら、それはおっかない魔法を……」
(71ページ 引用)


一方その頃、実家に帰っていたティナとエリーはステラと会っていました。ステラの専属執事になったロランさんは彼女のことが好きみたいで。アレンのことで幸せそうな表情を見せる度に、片眼鏡の位置を直していて。もうちょっと早かったらね。


当の本人は他の子たちに嫉妬しながら、ベッドの上で足をバタバタさせるくらい、アレンのことを好きになっちゃってますから。侯爵家に王宮と巨大な大樹がないことが判明して、ティナにまた『氷鶴』の紋章が浮かび上がって、ハワードの穏やかな日常は終了、次はリンスターです。


凶報

屋敷に戻ったリディヤとリィナは、メイドさん達に出迎えられていました。メイド隊前第三席のマーヤさんから、リネヤという名前の赤ちゃんを抱かせてもらって、お部屋でアレンから貰った獣耳寝間着を着ていたリディヤ。火焔鳥をぶつけるツンデレさんは、家ではこんなにもかわ…。


『オルグレン侯爵を首魁とせし貴族守旧派謀反。王都王宮炎上。リチャード公子殿下率いる近衛残置部隊及び『剣姫の頭脳』、東都において叛乱軍相手に勇戦……生死不明』
(224ページ 引用)


さて、リィナは、東方の限られた地域で信奉されている月神様に祈る? 専属メイドの少女・シーダと話して。リディヤは新第三席のウザい少女・リリーにからかわれ、アレンのことで母親に煽られ剣を交えていた。そんなとき、凶報が届きます


紅と蒼のリボン

「行かせない! 行かせない!! 今度は絶対にっ…………行かせない!!!」
(298ページ 引用)


ここからはネタバレすぎるので言いませんが、穏やかな日常から一変、アレンがいなくなり泣き崩れる『剣姫』の姿が印象的でした。襲撃してきた敵を退け、リチャードとカレンと共に精霊騎士団第四部隊隊長・ゴーシェの猛攻を凌いだアレン。


悲痛な表情で『行かせない!』と立ち塞がる母親のエリンさんに、今までの有難みを告げて敵の待つ大橋を渡り始めた彼は、リチャード・リンスターたちと戦地を駆け抜けて、どうなっていくんでしょう。新章でこのラストは続きが気になるに決まってます! 


5巻まとめ


というわけで5巻の感想・レビュー?でした。

オルグレン達が義挙を決行に移そうとしていましたね。幼馴染に昔話を語るカレン、ステラたちの恋バナに魂が抜けてしまう執事、メイドや母親に煽られるリディヤ。それぞれが実家でアレンとの出会いを振り返りながら、休暇を満喫する中一転、リンスター家に届いた凶報。

カレンと魔力を繋ぎ、ゴーシェの猛攻を凌いだアレンは、両親に別れを告げて、リチャード達と共に叛乱軍の隊列へ走り出していました。

『剣姫』リディヤが弱さを見せ、兄・リチャードが『剣姫の頭脳』の隣で駆ける。紅と蒼のリボンが結ばれた長杖を持ったアレンが、両親や妹に背を向け戦地へ向かう姿に涙腺が緩みました。今回も面白かったです。


以上、ラノ感でした!