img20200126_20085839

著者 涼暮皐 イラスト あやみ

《星の涙》が奇跡を起こす?
魔法の石に願った少年少女の
奇跡に縋った青春ストーリー!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

双原灯火。幼馴染の妹で、同じ高校に入学してきた後輩でもある。自称・あざとい小悪魔系。自称・温もり大好きスキンシップガチ勢。そして「自称・先輩を慕う美少女」だそうだ。そんな小悪魔系(?)美少女後輩は、今日も早朝からわざわざ僕を迎えに来ている。ポイント稼ぎに余念がないな。「せんぱい! 手! 手繋ぎましょう! 温もりくださーい!」 けれども僕は、僕だけは知っている。灯火が本当は照れ屋な子犬系で、手が触れるだけで赤面し、僕をからかいながらも内心テンパっていることを。小悪魔キャラは演技でしかなく、僕に近づく口実でしかないことも。そして――今はまだ、僕を好きではないことも。

(MF文庫J公式サイトより)

感想


魔法の石に祈った2人の青春物語。ジャンルは青春ものだと思います。一番大事なものを得る代わりに、二番目に大切なものを失う《星の涙》という都市伝説がある街。《氷点下男》と呼ばれている主人公・冬月伊織が、《星の涙》を持つ自称小悪魔な、幼馴染の妹の双原灯火と出会い始まっていく、願いと代償が楽しめる作品でした。

自称小悪魔な後輩が家にやってきて、野生のくまさんのポーズしたり、《ウザかわ》が流行っていると言って墓穴を掘ったり、主人公は主人公で無表情ポンコツタンバリンする掛け合いが明るいラブコメ。

だと思っていたら、中盤、幼馴染の妹とのラブコメから不穏な空気が漂い始めます。そこからの怒涛の展開が面白かった。奇跡の石は万能なのか、見える形で重く訴えかけてくる代償、過去に起こった運命と登場人物たちの性格や想いが響いてくる。そしてラスト、2人の言葉に打たれました。


この作品はラブコメなのか、何なのか! ぜひ、皆さんで確かめてみてください。

以上、ラノ感でした!

レーベル
MF文庫J
ジャンル
青春もの
おすすめ度(評価)
★★★★☆
ページ数
296
発売日
2020年1月24日



章ごとにいろいろまとめてみた


伊織
灯火
遠野
与那城
小織
(エ)ページ
プロロ
×
×
×
×
13
第一章
×
30
第二章
×
×
63
第三章
×
67
幕間
×
×
×
×
×
4
第四章
×
×
×
38
第五章
×
×
60
エピロ
×
×
×
×
9
合計
284

プロローグはプロロ、
エピローグはエピロにしてあります。
キャラは登場していて、
台詞があれば〇、なかったら×です。
(エ)はエッチな?シーンが
ある〇、ない×、微妙△です。
(管理人が思った通りに書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)