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著者 神田夏生 イラスト Aちき

私のことは忘れて幸せになって
運命を変えるため、ループする
諦めなられない切ない恋の物語

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

「私は、そうちゃんに、幸せになってほしいの。だから、私じゃ駄目」 高校一年の夏。ようやく自覚した恋心を告げた日、最愛の幼馴染はそう答えた。自分は3年後には植物状態になる運命だ。だから俺には自分以外の誰かと幸せになってほしいのだと。運命を変えるため、タイムリープというチャンスを手に入れた俺。けれど、それは失敗の度に彼女にすべての痛みの記憶が蘇るという、あまりに残酷な試練で。何度も苦い結末を繰り返す中、それでも諦められない切ない恋の行方は――。ごめんな、一陽。お前が隣にいてくれるなら、俺は何度だってお前を助けるよ。

(電撃文庫公式サイトより)

感想


2人でいることを諦めない夏の恋物語! ジャンルはループものだと思います。騒がしい高校生活を送っていた主人公が、幼馴染から3年後に植物状態になる運命だと伝えられ、運命を変えようとタイムリープして何度も同じ結末を繰り返す、ハッピーエンドが楽しめる作品でした。

やっぱり、ハッピーエンドって素敵だと思うんですよ。幼馴染や友達と登下校して、水鉄砲して告白するロマンチックな青春。このままいけば幸せと思ったところから、一気に地獄に落としてきて。代償を受け何度も惨劇を目撃して傷つきながらも、好きな人と一緒にいたいと諦めない主人公が面白かったです。

中盤、主人公のは幼馴染の一陽から未来の記憶を見せられます。そこからの展開に胸が苦しくなって。動けないけれど会いに来てくれる主人公への気持ち、運命を変えるために奔走して何度も訪れる悲惨な結末。諦めずに地獄を乗り越えた先で2人が見た景色は輝いていて、ある魔法使いもこの世界では救われているようで。もう、エモいです。



以上、ラノ感でした!

レーベル
電撃文庫
ジャンル
ループもの
おすすめ度(評価)
★★★★☆
ページ数
328
発売日
2020年1月10日



章ごとにいろいろまとめてみた


一陽
涼夜
葉介
(エ)ページ
ラムネの泡の記憶
×
×
×
5
夏の始まり
112
花火の夜に
×
40
彼女の記憶
×
×
37
始まりを告げる声
×
11
俺と彼女の結末
×
72
彼女の記憶・2
×
24
この結末に、
×
12
合計
313

章題は一部省略しています。
キャラは登場していて、
台詞があれば〇、なかったら×です。
(エ)はエッチな?シーンが
ある〇、ない×、微妙△です。
(管理人が思った通りに書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)