img20191120_20070707

著者 ツカサ イラスト むっしゅ

街に残った最後の人間は魔女?
屍人があふれる世界で手を取り合う
ガールズサバイブストーリー!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

突如として現れた人型の怪物・屍人。人を襲い数を増やす屍人により人類は終末をもたらされた。境遇から「魔女」と呼ばれてきた南戸由貴は、行方不明になった父が遺した“魔術"により、ただ一人、屍人があふれる世界で生き延びていた。一ヵ月が経ったある日、街へと繰り出した帰り道に耳にした銃声。向かった先で由貴が助けた生存者は、かつて転校した唯一の友人・榊帆乃夏だった――。由貴は「姉を探す」という帆乃夏の目的に力を貸すことにしたのだが……。“終わった世界"で、手を取り合い立ち向かう二人の旅が始まる。

(ガガガ文庫公式サイトより)

感想


境遇から「魔女」と呼ばれてきた女子高生の南戸由貴は、父が残した魔術により、突如学校を襲ってきた屍人から、ただ1人生き延びる。補給をするため、ペンギン型の使い魔・ペラと共に遠出していた由貴は、襲われそうになっている少女を助けるが、彼女はかつて転校した唯一の友人・榊帆乃夏で――

少女2人が手を取り合い屍人に立ち向かうサバイブストーリー! ジャンルはゾンビものだと思います。同級生からいじめを受けていた主人公が、生き残っていた友人と共に終わる世界で旅をしていく、踏み出せない少女の求め方が楽しめる作品でした。

何か安心できるものがあると変われると思うんですよ! 怪物があふれてしまった世界で生き残った少女が、唯一の友人と共に旅をして、獣や人などまだ分からない怪物と魔術を使って戦う、謎が多い世界で困難を乗り越えていく少女2人の旅で面白かったです。

一歩踏み出せない由貴と、姉を探すために進む帆乃夏の距離感が良くて。一度は手を離した唯一の友人と再会で、始めて意思を表に出す少女の成長。裏では泣いていた少女が、姉がいるかもしれず囮になろうとして「絶対、認められません」と止められる様など。

再会した2人がどこまで距離を進ませるのか。スリル少なく淡々としていながらも、まだまだ謎が多いこの世界で、どんな波乱が待ち受けているんでしょう! 「ピュイ」って言ってくれるペラの可愛さも合わせて、次巻も楽しみな1冊でした。


以上、ラノ感でした!

レーベル
ガガガ文庫
ジャンル
ゾンビもの
おすすめ度(評価)
★★★☆☆
ページ数
248
発売日
2019年11月19日



章ごとにいろいろまとめてみた


由貴
帆乃夏
ペラ
米嶋
(バ)ページ
序章
×
×
×
6
第一章
46
第二章
82
第三章
×
46
第四章
×
40
終章
×
×
×
4
合計
224

キャラは登場していて、
台詞があれば〇、なかったら×です。
(バ)はバトルシーンが
ある〇、ない×、微妙△です。
(管理人が思った通りに書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)