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著者 景山千博 イラスト すーぱーぞんび

第8回講談社ラノベ文庫新人賞受賞作
世界が滅びるまで、残り7日!?
執事とお嬢様が想い戦う終末劇開幕!

目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

世界が滅びると告げられた一年まで、残り七日。ほぼ全ての生物が消滅していく中で消滅を免れている唯一の場所――『終末の地』と 呼ばれる場所で、お嬢様と執事が戦っていた。世界を終わらせる「滅び」を退け、新たな世界を生み出す救世主となってしまったお嬢様――ユズハと、救世主を阻止するべく魔人の力を得た元執事――シュウヤ。想い合う二人は、それぞれの意志を胸に秘め、戦い続ける。相手のために―― 第8回講談社ラノベ文庫新人賞<佳作>受賞作が登場!

(講談社ラノベ文庫公式サイトより)

感想


『世界はあと一年のうちに滅びる』 世界が消滅していく世界でお嬢様・ユズハは救世主になってしまう。新世界を生み出す存在となり、消える運命を背負ってしまった彼女を開放するため、執事のシュウヤは悪神・アムの宿主になることを選び――

滅びゆく世界で執事とお嬢様が相手のために戦う終末物語! ジャンルは終末恋愛ものです。魔人の力を得た執事の主人公が、救世主として消える運命にあるお嬢様を助けるため、彼女と戦う、想い合う2人の運命が尊い作品でした。

やっぱり、好きすぎる! お嬢様を想う執事が救おうとする。けれどお嬢様も想っているので、他の魔人の力を持っている人は消しても、彼だけは何度戦って倒しても「命令」も消すこともしない。

好きだからこそ敵になっても、自分が消えてしまうとしても助けたい。世界が滅びていき、相手がいない新たな世界を生み出す存在を争い合う中で、執事とお嬢様で想い合う2人の恋愛があって面白かったです。

お気に入りだった喫茶店も、デートをした遊園地も、戦いの場となって滅びてしまって。間章では執事とお嬢様の過去と想いが書かれていて、深く胸に刺さるんですよ。

驚きは少ないかもしれません。だけど、まだまだ見えない終末の戦い。『神』は何者なのか、世界を滅ぼす『滅』とは。そして、シュウヤとトキネに寄生する『滅』である悪神の目的は。彼らの終末世界の審判を見届けてみてください。おすすめしたい1冊です。


以上、ラノ感でした!

レーベル
講談社ラノベ文庫
ジャンル
終末恋愛
おすすめ度(評価)
★★★★☆
ページ数
296
発売日
2019年11月1日



章ごとにいろいろまとめてみた


シュウヤ
ユズハ
アム
トキネ
(バ)ページ
プロロ
×
×
×
7
一章
×
×
×
12
間章一
×
×
×
8
二章
×
24
間章二
×
×
8
三章
×
14
間章三
×
×
×
4
四章
22
五章
×
20
間章四
×
×
×
8
六章
×
23
七章
32
間章五
×
×
×
9
八章
53
間章六
×
×
×
10
九章
×
10
エピロ
×
9
合計
273

プロローグはプロロ、
エピローグはエピロにしてあります。
キャラは登場していて、
台詞があれば〇、なかったら×です。
(バ)はバトルシーンが
ある〇、ない×、微妙△です。
(管理人が思った通りに書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)