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著者 木緒なち イラスト 三嶋くろね

すべては装丁の中にある?
見てみませんか装丁の世界
お仕事エンターテイメント!


目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

「何なの、あのドSデザイナー!」学央館書房の新人編集者・甲府可能子は憤っていた。編集長から紹介を受けた装丁デザイナー、烏口曲に企画していた詩集の装丁を即刻で「やらない」と断られたからだ。曰く、可能子の装丁に対する考えの甘さが原因らしいが……実はこの烏口、理路整然に上から目線で仕事を選ぶ、業界内でも有名なドS&偏屈男だった! 果たして可能子は無事装丁の依頼を引き受けてもらい、本を刊行できるのか? 装丁の奥深い世界、そして今を働くすべての人に勇気をお届けする、お仕事エンターテイメント!

(LINE文庫公式サイトより)

感想


新人編集者の甲府は、同世代から共感を寄せる言葉を生み出す少女・由里子から詩集を出す承諾を受け取る。デザイナー選びに悪戦苦闘していた彼女に、編集長の松戸は烏口曲を紹介するが、甲府は彼に追い返されて――

現役デザイナーが届ける装丁お仕事物語! ジャンルはお仕事もの?だと思います。新人編集者の主人公が、デザイナーの少年に仕事を依頼しに何度も足を運び、装丁の仕事を知っていく、本とデザインに興味を掻き立てられる作品でした。

やっぱり、装丁という見られない世界が物語になっていて面白かったんですよ。装丁って何だろうとか、どんなふうにデザインを決めるのかとか。夢見がちでデザインを軽視していた甲府さんがデザイナーのに「装丁ってのは本の顔を作る仕事だ」と教えられて。彼女を通じてデザインの仕事の一部を知ることができたんですよね。

106ページには依頼、説明、ラフ、調整、入稿、校正、校了と、装丁の仕事を7つに分けて短く説明がされていて。本ができても何が起こるかはわからない、取材に行き、関わる人たちを説得して、発売されてお礼を言われてもまだ処理がある。

それでも失敗から乗り越えて、成功し成長する主人公。彼女の真っすぐな有志を見習いたい。そしてこの作品を読んだ後、表紙から文字の位置や色合いなど見方が変わりますね。おすすめしたい面白い作品でした。


以上、ラノ感でした!

レーベル
LINE文庫
ジャンル
お仕事もの
おすすめ度(評価)
★★★★☆
ページ数
256
発売日
2019年10月5日



章ごとにいろいろまとめてみた


甲府
熱森
松戸
ケイ
(エ)ページ
プロロ
×
×
×
×
×
10
第1章
×
×
54
第2章
×
66
第3章
×
58
第4章
×
×
×
28
第5章
×
22
エピロ
×
×
×
9
合計
247

プロローグはプロロ、
エピローグはエピロにしてあります。
キャラは登場していて、
台詞があれば〇、なかったら×です。
(エ)はエッチな?シーンが
ある〇、ない×、微妙△です。
(管理人が思った通りに書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)