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著者 十本スイ イラスト U35

誰よりも心優しいコワモテ男子?
過去を背負い自信がない少年が
人を好きになる青春ラブコメ!


目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ

あるところに、体が大きくてコワモテな、しかし誰よりも心優しい男の子がいました。名前を不々動悟老と言います。周囲から誤解されがちな彼ですが、周りにはその魅力に気づいてくれる女の子が徐々に現れ始めます。そんなある日、アイドル声優の桃ノ森ももりと出会いました。学園中で怖れられる巨人くんと、学園中で愛されるアイドルちゃん。一見交わることのない二人ですが、実は二人には不思議な縁があったのです。これは自己肯定感低めな巨人くんが、自分を好きだと言えて、誰かを好きだと言えるようになるまでの物語です。

(ガガガ文庫公式サイトより)

感想


眼力が強く身長が二メートル以上ある『巨人』と恐れられている心優しい少年・不々動悟老は、声優のクラスメイト・桃ノ森ももりに「興味がないものは知らない」と言ってしまう。桃ノ森はそんな彼の顔にできた傷跡を見て、過去に誓いを立てた男の子だと思い始め――。

自己肯定感が低い青年が自分を認めていく青春ラブコメ! ジャンルは青春ラブコメですね。「巨人」と怖れられる心優しい主人公が、生徒会長や声優、飼育委員でラノベが好きな少女たちと出会い、声優の女の子との悲しい縁に導かれていく、ほんのりと甘く切ない成長が緩やかで心温まる作品でした。

こんな主人公嫌いになれるわけがない。主人公の悟老は周囲から怖がられるコワモテ男子だけど、常に敬語で世話好きで自己肯定感が低いんです。

書籍化の話になっても、放課後に待ち合わせしようといわれても、悪意を受け入れて謙った言葉で相手を立てて。はっきりものをいう人は嫌いになるかもしれないけど、この性格になった過去の出来事があり、やりたい小説を書き続けている主人公に、感情移入や共感できて面白かったです。

ヒロインたちも彼の優しさに気づいて好意を抱き始めて。小説のファンな先輩生徒会長の多華町紗依、今回のメインとなっていたアイドル声優の桃ノ森ももり、ラノベが好きな繭原糸那と出会い接し始めるんですよ。

幼稚園児な妹の珠乃と家族達に見守られながら、ゆっくりと成長していって。最後に待っている、アイドル声優の少女との過去。これはずるい。何があったのか、どうしてこんな性格になったのか。一冊を通して主人公を好きになれる、心温まる展開にグッときました。この作品はぜひ続いてほしいですね。



以上、ラノ感でした!

レーベル
ガガガ文庫
ジャンル
青春ラブコメ
おすすめ度(評価)
★★★★☆
ページ数
328
発売日
2019年10月18日



章ごとにいろいろまとめてみた


悟老
桃ノ森
繭原
紗依
珠乃
(エ)ページ
プロロ
×
×
×
×
6
第一章
×
×
40
第二章
×
42
第三章
×
×
74
第四章
×
79
第五章
×
×
53
エピロ
×
×
×
16
合計
310

プロローグはプロロ、
エピローグはエピロにしてあります。
キャラは登場していて、
台詞があれば〇、なかったら×です。
(エ)はエッチな?シーンが
ある〇、ない×、微妙△です。
(管理人が思った通りに書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)