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著者 夏海公司 イラスト ぼや野

〈学園〉の次は〈工場〉!?
1人で見張りをする少女の目的とは。
サバイバルファンタジー第2巻!


目次1 ▯感想
2 ▯2巻まとめ

 

感想


前巻(1巻)のお話

探索中に1人で帰還したタイキは、メンバーが死亡していたため、執行幹部のリンの命令でチーム〈トリル〉に配属されることになる。病棟で目覚めたばかりの少女・ヤヒロを指導しながら、ミサキを倒していくうちに、〈学園〉の違和感に気付いた彼は、〈学園〉を統治していたリンに勝利し、ヤヒロと共に故郷をみつける旅を始めたのだった。

試し読みまでのお話

 学園を脱出してから1週間、タイキとヤヒロはミサキを倒しながら〈ミハシラ〉を目指していました。しかし食料と弾薬がなくなり始めていて。補給のため〈工場〉を訪れた2人の前に、施設を守る少女が現れて?――というのが試し読みまでのお話。

ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。



見張りをする少女


さて今回はたった一人で工場に立てこもっている少女と出会い、世界の片鱗を知っていく回でした!

〈学園〉を脱出したタイキとヤヒロは、補給のために〈工場〉へ行きます。しかし、そこには1人の少女が銃を持って立てこもっていました。彼女の名前は内灘ツクシ。ベレー帽をかぶった青髪の女の子です。

そんなツクシにヤヒロは危機感を抱きながら、2人はホテルのようなもてなしを受けます。お風呂に入っている途中、タイキはおかしな夢を見てしまい。足元には胸を貫かれた女の子、鏡にはヤヒロが一人だけ。どこにいるのか、なぜ会話できているのか、奇妙ですよね。


「とりあえず、
ロープでお互いを縛り合いましょう」
(88ページ 引用)


クシと交渉して、工場の中へと赴くことになった3人は、ロープを腰に結んで施設の中へ! 建物のことを「知らない」や「知らされていない」と奇妙な発言ばかりするツクシ。どんな秘密がまっているのか、期待がふくらみますね。


〈工場〉とカガミ

地下へと移動した3人は食料を見つけます。レトルトに飲料水、缶詰にサプリメントまで、半年は食べていける量が蓄えられていたんですよ。ヤヒロはドライフルーツ入りのクッキーにはしゃいで。物色しているときのウキウキしている表情が目に浮かぶようです。

箱を戻して進み続けたら、そこには「鏡」がありました。暗いときに見える鏡って、なぜか見られているようで怖いと感じるんですけど、皆さんはどうですか? 夜中にのぞき込んだら本物の心霊現象が起きちゃったり……怖いですよね!


「〈協会〉宣教団は全滅しました。
ボクは、予備宣教師・内灘ツクシはただ一人の生き残りで、果たすべき誓いから逃げた――卑怯者です」
(119ページ 引用)


地下7階まで行った3人。そこでヤヒロは、注意、と書かれた場所に臆せず進んでしまって、ピクリとも動かなくなってしまいます! ロープで引っ張られて無事だったんですけどね。そこからツクシの過去が明らかになっていくんです。


ツクシとミサキ

足手まといだったけれど、無量寺スズランという宣教師団長の女性から「迷ったら進め」と教えてもらい憧れて。〈工場〉でやれることをしていた彼女だけが逃げ延びて、生き残ってしまったツクシの過去。

ここからはネタバレすぎるのでいいませんが、奥へと進む方法を思いつき、3人が進んで見つけた状況図と各部隊の内訳、そしてタイキの情報が興味深かったですね。

ミサキを見つけて施設の秘密がわかり、開示されるベレー帽の少女の真実。彼女から伝えられた情報は何を意味するのか。「底根國」と「御先」、八咫烏の少女?は葦原中国でどんな導きをするのか、今後の展開が楽しみですね。



2巻まとめ


というわけで2巻の感想・レビュー?でした。いかがだったでしょうか。

タイキとヤヒロは補給のために〈工場〉に行っていましたね。銃を持った少女・ツクシが立てこもっていて。彼女と施設の内部を確認していくうちに、放棄された施設と少女の正体、新たな世界の秘密とタイキの個体が判明しました。

世界の秘密が分かり、また謎が増えていく。約束を果たしたいと願った少女の生き様と、解かれていく展開に引き込まれました。今回も面白かったです。

ミハシラには何が待っているのか、タイキは何者なのか、歴史書との関係が気になります。3巻も楽しみです!

以上、ラノ感でした!