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著者 雪川轍 イラスト まふゆ

野生児が王女様たちの講師に?
自由に育った少年と4人の王女様の
のんびりハラハラ?王国ライフ!


目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ


「見てくれ! これ旨いんだ!!」ラスティが嬉しそうに掲げたのは、焚火で香ばしく炙った骨付き肉。が、それを見たリーエル王女の眉間はに皺が……「……王宮の中庭でっ! なんで、そんな物騒なもの焼いたりしてるのよっ!?」 ここは世界有数の大国、アーガスト王国。そして、中庭で焼かれていたのはなんと、巨大なドラゴン(!)だった。――この世界には地図に載っていない『外側』と呼ばれる、凶悪な魔物達が跋扈する未開の地がある。そんな所で自由に育ったラスティに、なんと王宮で王女達に魔物指南をして欲しいと依頼が来たのだ! しかし教えるどころか、彼にとって王宮のある『内側』は何もかも目新しい世界で……!? 最強無自覚やせいじの王国ライフが始まった!
(GA文庫公式サイトより)


感想


野生児の男の子が王宮に呼ばれて英雄を知るファンタジー! ジャンルはファンタジーです。凶悪な魔物が住む「外側」で生まれた少年が、「内側」の王宮に行くことになり、英雄と呼ばれる意味を知っていく。野生児の無邪気さに楽しくなる作品でした。

タイトルがバトルコマンドみたいで、表紙の右上もそうなっていて、こういうのあまり見かけないので結構好きです。さて凶悪な魔物が住む場所で育った少年・ラスティは戦団長に次いで二番目の実力の持ち主。ただ彼以外の全員が「英雄」で、闘う意味を知らなかったラスティは、王女さまたちの講師になることになります。

お菓子に夢中になって犬みたいと言われたり、散歩と言って抜け出したり。四人の王女さまたちとのギャップ?な日常で描かれていて、コミカルで楽しかったですね。リーエルに怒られて、双子に勉強を教えて教わって?いたラスティは、いなくなったリーエルを助けに向かって。

ゆるやかな日常の中で、やんちゃだったラスティが人のために走って敵を倒していく。最強な野生児の少年が本能のままに動きながらも、変わらない素直さのままゆっくり成長していく、王国での生活が和やかで面白かったです!

 そしてキャラ。まずはラスティ。外側からやってきて、本能のままに狩りをして、お菓子を食べてリーエルに怒られる。野生児だけど覚えたての純粋な子供みたいで可愛かったです。次にリーエル。ラスティに怒ったり、お風呂で恥ずかしがったりする王女さま。だけど生い立ちのことで1人で背負ちゃう優しい、白馬の王子様に憧れるお姫さまでした。

そして最後に双子ちゃん、ガヴリルとラファ。ガヴリルはラスティと似たようにおてんば?な女の子で、ラファは物知りな女の子です。この子たちの180ページから始まる「黒いタマゴ」を育てようとするエピソードが面白くて。

危険じゃないと分かって育てようと決めて、ラスティが危なかったら殺してやるって言うけど、2人はダメ!と言って「絶対大丈夫です! このコはラファたちの言うことを聞いてくれるハズです!」というんですよ! 2人の幼いけど温かい気持ちが最後に届いて、小さな幸せが生まるって素敵ですよね。



以上、ラノ感でした!

レーベル
GA文庫
ジャンル
ファンタジー
おすすめ度(評価)
★★★☆☆
ページ数
296
発売日
2019年9月13日



章ごとにいろいろまとめてみた


ラスティ
リーエル
ミカ
ガヴ
ラファ
(エ)ページ
1話
×
×
×
×
11
2話
×
×
×
×
×
24
3話
×
×
×
×
19
4話
×
×
×
×
16
5話
×
×
20
6話
×
×
×
×
22
7話
×
38
8話
17
9話
×
×
46
10話
×
22
11話
×
34
12話
×
18
合計
287

横幅の都合上、
ミカエラはミカ、ガヴリルはガヴ、
章タイトルは1話2話…にしています。
キャラは登場していたら〇
登場していなかったら×です。
(エ)はエッチな?シーンが
ある〇、ない×、微妙△です。
(管理人が思った通りに書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)