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著者 佐藤真登 イラスト ニリツ

四大人災『霧魔殿』で人災再び?
迷い人と処刑人の少女が繰り返す
彼女が彼女を殺すための物語第2巻!


目次1 ▯感想
2 ▯2巻まとめ

 

感想


前巻(1巻)のお話

処刑人の少女・メノウは、召喚されて異世界に来てしまった少女・アカリを殺害しようと試みる。しかし、彼女は【時】の純粋概念、甦り死なない力を持っていた。殺害は不可能だと悟ったメノウは、儀式で殺害する方法を知り、後輩のモモの助けも借りてアカリと行動を共にしていく。それが罠だとも知らずに。儀式の場へと赴いた2人は、待っていた大司教の策を知り、協力して彼女を倒す。そして彼女が彼女を殺す旅がまた始まるのだった。

試し読みまでのお話

かつて四大人災が起きた場所『霧魔殿』に最も近い町にやってきたアカリたちは、お風呂を楽しんでいました。そんな中、町では『第四』による麻薬提供が行われていて? メノウはマノン・リベールという新たな敵の名前を記憶に刻んだのでした。――というのが試し読みまでのお話。

ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。



霧魔殿


さて今回はかつて人災が起こった地に一番近い町で、人災の少女が産声を上げ大ピンチ?な回でした!

『霧魔殿』に最も近い町・リベールにやってきたメノウは、『霧魔殿』にアカリを放り出すけれど、彼女は『回帰』で戻ってきてしまいました。安全な場所に戻ってくるそうなんだけど、復活したのはメノウの傍! アカリはメノウのことを信頼している証拠ですね。

ただアカリは純粋概念を使いすぎて、日本での記憶がほとんどなくなっていました。使いすぎると記憶と人格を失って人災の可能性まである。メノウはアカリを見て「……まだ、大丈夫なはずよ」って言ったり、いなくなることを「嫌だ」と思ってたり、変わってきていて可愛くなりましたよ。


『第四』と『麻薬』

メノウがアカリと行動を共にしているころ、裏では『第四』という集団の一員の少女が、麻薬を使い動いていました。名前はマノン・リベール。リベール伯の娘で、着物を身にまとった少女です。ただ母親が『迷い人』だそうで。

今回2巻ではこの子の登場によって、純粋概念が遺伝しないことなど、『純粋概念』と『迷い人』の設定がさらに明かされていてたんですよ! 未だ謎が多いこの2つの事象?に深みが増していて、より面白くなってきましたね。

「どうした、モモ。
姫殿下などと、他人行儀だな。
もっと気軽にちゃま呼びをしていいんだぞ?」
(117ページ 引用)


さてモモと姫ちゃま(アーシュナ)は再会してまた戦闘。2人の絡みがペアの中で一番好きなんだけど、誰と誰のペアが一番好きな人が多いんですかね…。やっぱり、メノウとアカリ? アカリとアーシュナだけはまだ出てきてないけど、この2人はどうなるんでしょう楽しみですね!


パンデモニウム

メノウはドレスを着て、アカリは神官服(メノウのではない)を着て、2人は夜会に参加します。そこでアカリはマノンと対面して連れ去られ?ちゃうんです。メノウが母の仇だからと〇そうとして、禁忌になりたいと望んで、【時】が使えず危ないところでメノウ登場! マノンとのバトルが始まります。

ここからはネタバレすぎるので言わないんだけど、マノンとのバトルに決着がついたと思ったら現れる、かつて世界を滅ぼしかけた人災の少女『万魔殿』との死闘。

メノウが危なくなっているときに、ある少女が加勢にやって来て。アカリとは違う復活を行う少女と2人の戦闘。ニリツ先生のイラストも合わさり、ぶきみな少女とのバトルはぞっとする怖さと躍動感がありました。


2巻まとめ


というわけで2巻の感想・レビュー?でした。

アカリとメノウは港町のリベールにやって来ていましたね。裏では『第四』のメンバーの1人、マノンという少女が「麻薬」を使い動き回っていて、アカリと出会い始まっていくバトル。かつて世界を滅ぼしかけた人災の少女『万魔殿』が産声を上げ、やって来た姫ちゃまと共闘し、次への情報を教えられて?いました。

メノウの心情が変化し始め、アカリも攻撃をし始める。「四大人災」が関わり始めて鬼気迫り躍動するバトル、導師『陽炎』も参戦を告げ加速する、彼女を殺す旅に引きこまれました。今回も面白かったです。

3巻は2019年の冬頃に発売予定らしいです。姉妹?がまた動き始め、姿を現した導師『陽炎』は何をしてくるのか。今後の展開が楽しみですね!

以上、ラノ感でした!