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著者 世津路章 イラスト 堀泉インコ

夏休みは同人誌イベントに挑戦?
1人になった住まいで秘密の同居⁉
ガールズ青春グラフィティ第2巻!


目次1 ▯感想
2 ▯2巻まとめ

 

感想


前巻(1巻)のお話

双子の世話をしている女子高生・池野彗花は、隣の席に座る問題児・庭上蓮の怪我を見逃せず家へ案内するが、彼女が描いた漫画に双子が落書きをしたことで、同居生活が始まってしまった! 新人賞に出す漫画の手伝いをしながら、お互いについて知っていく2人。しかし彗花の友人たちの一言で、蓮はいなくなってしまう。探し出して彼女のお父さんに一発叩きつけた彗花に、蓮は気持ちをぶつけあい、彼女たちはもう一度、いつもの場所で団欒するのだった。

試し読みまでのお話

池野家は今日も4人で楽しく生活中――でしたが彗花のお母さんが帰って来ることに。蓮があの父親のもとへと帰ってしまうと思った彗花は、お母さんにっ事情を説明しよううとするけれど、蓮は大人に助けを求めるのが嫌らしく。2人は約束を交わし、蓮は出ていくことになってしまったのでした。――というのが試し読みまでのお話。

ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。



一人暮らしは二人暮らし


さて今回は一人で生活することになり2人暮らしを始めた2人が、夏休みに同人誌即売会に参加する、喧嘩しても仲良しな回でした!

帰って来た彗花のお母さんは双子たちと遊んでいました。《ワキバラ・デストロイ》とか《カミノケ・カタストロフ》とか。ヒッサツ技をお見舞いして「ぐはっ! やーらーれーたぁ~~~~」と演技までしてくれるお母さん。双子ちゃんたちのはしゃいでいる姿がもう楽しそうだったんです!

しかしお母さんからアメリカに住むことを告げられ、彗花は「今のままか」「仕事を転職してもらって日本で一緒に暮らすか」「アメリカで一緒に暮らすか」の3択を選ぶことに。双子ちゃんはお母さんと一緒にいるって言っていうけど、母の仕事や自分のこと、選択するのって難しいですよ。

『お母さん、わたしね、ここに残りたい。
ここで、ひとりで暮らしたい』
(53ページ 引用)


それでも彗花は1つのアイデアを閃いて、1人暮らしを始めます。嘘はちょっとついているけれど、お母さんもちゃんと受け入れてくれて。もう一度始まる蓮との秘密の2人暮らし。正直に言っても受け入れてもらえると思うんですけどね。蓮のことをちゃんと組んであげる彗花の優しさ、尊いです。


コミフェア!

さてそんな2人ですが、コミフェアで漫画を見てくれる?出張編集部があると知って、イベントに行くことになります! 彗花はビッグサイトに行くのも初めてだったようで。あれを逆三角形の建物って言っちゃう、表現はおかしくないはずなのになぜか笑っちゃいましたw

彗花はサークル巡り、蓮は出張編集部に行って。1人になった彗花は、誰も来ないで俯いていた少女にシンパシーを感じて、絵本を手に取って購入します。そのあともお金がギリギリになっちゃうまで楽しんで、寂しさを無意識に補ってないかなぁ、蓮がいるから安心だけど心配ですね。

コミフェスが終わって、テスト勉強中に彗花よりも蓮の方が頭が良いことが判明して、友達たちと比べて「なぁんにもないや」と言ってしまう彗花にしっかりと伝えてあげる蓮。自分では気づいてない良いところってたくさんあると思うんです! 彗花はとくにそう! このシーンが2巻で一番好きなところだったんだけど、理解しあえて伝えあえる2人の愛おしい友情が素敵でした。


睡蓮の刃

夏休みに入った2人は同人誌に参加することに決めますが、イベントの恐怖体験や参加して後悔したことなどの否定的なまとめを見てしまった蓮は怖くなってやめると言い出します。喧嘩していなくなっちゃって、それでも戻って来て謝って、完成した『ハリキル・イキル』でハイタッチ。

親友じゃなくて、百合でもなくて、夫婦みたいです。そんな彼女たちはサークル・『睡蓮の刃』のレンハとスイノとして『コミック・ティー・タイム』っていう小規模の同人誌イベントに参加することになります

今回もネタバレすぎるので言いませんが、お茶会のような居心地のいいイベントに参加して、会っていく人たちと伝えられる現実。悲しい顔をしているハリキルとイキルに何もしてあげられてなかった2人に、少年が言った最後の台詞はこの物語の一番の感想ですよ。1位では躓くかもしれないけど、2人だったらどこまでも進んでいけると思います。3巻が楽しみです。


2巻まとめ


というわけで2巻の感想・レビュー?でした。

彗花は双子ちゃんたちや母親と離れて、蓮といつもの部屋で暮らすことになりましたね。コミフェスに行って1人になって寂しくなって、同人誌イベントのことで喧嘩して、サークル名とペンネームを決めて。2人は居心地のいいイベントで少年から優しい言葉を貰っていました。

悩んで、寂しがって、喧嘩して、さいごにみんな笑っている。細かい相手の癖も知っていて、自分では気付かないことを知っている2人。互いに言い合えて信じあえる、彗蓮の絆が育む思い出に幸せを感じました。今回も本当に面白かったです。

2人の未来をもっと見てみたい! 3巻も楽しみです!

以上、ラノ感でした!