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著者 園生凪 イラスト 黒田ヱリ

夢の中、あの少女ともう一度。
止まった時間が動き出す
夢世界と現実の愛の物語。


目次1 ▯あらすじ
2 ▯感想
3 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

 

あらすじ


23歳、職歴半年のニート、僕の立場を一言であらわすとこうなる。 友人であるカッツンの家に居候させてもらいだらけた日々を送っていた僕は、夢をコントロールする方法を記載したブログを見つける。夢の中で死なない、夢に一週間以上とどまらないこと、と注意されつつ、僕は思い通りの夢を見る。その夢の中には、10年前に転校した元クラスメイトの霧崎紗耶香が現れる。彼女は僕の初恋の人で、そして、交通事故で死んでしまった人だった。 彼女との交流で、止まっていた僕の時間が動き出した――。
(講談社ラノベ文庫公式サイトより)


感想


死んでしまった初恋の少女と夢の中で出会う恋愛物語。ジャンルは恋愛もの?だと思います。ニートになっていた主人公が『夢に死者を呼び出す方法』を実践し、小学生時代の夢の中で少女と再会して、夢の世界におぼれていく。夢のような温かく優しい世界観に包まれる作品でした。

主人公・天木颯は夢の中でタイムリープして、亡くなった初恋の少女・霧崎紗耶香と出会います。これを聞くと重い作品だと思いがちになるけど、優しく手を差し出してくれるキャラたちと、夢の中のやわらかな?雰囲気で重くなかったです。すっと世界と空気にのまれる面白さがありました。

現実では無職居候、夢の中では小学生。颯は居候していた友人の家を出て、後輩の女の子の家に住むことになって、夢の中に潜っていく。テーマも展開もはっきりしていて読みやすい。だけど読み終わった後、すっきりとした味と奇妙な静けさに満たされるんです。作者さんの前作もそうだったけど、本当にふしぎ。もちろん、すごく面白かったです。


ニートな主人公が『夢に死者を呼び出す方法』を実践し、夢の中で少女との日々を送って動き始める人生物語です。

気になったらぜひ読んでみてください。

以上、ラノ感でした!

レーベル
講談社ラノベ文庫
ジャンル
恋愛もの
おすすめ度(評価)
★★★★☆
ページ数
228
発売日
2019年8月30日


章ごとにいろいろまとめてみた


霧崎
克則
マキ
先生
(エ)
ページ
プロロ
×
×
×
4
一章
×
×
43
二章
×
×
55
三章
×
×
47
四章
×
57
エピロ
×
×
×
4
合計
210+1

プロローグはプロロ、
エピローグはエピロにしてあります。
キャラは登場していたら〇
登場していなかったら×です。
(エ)はエッチな?シーンが
ある〇、ない×、微妙△です。
(管理人が思った通りに書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)