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著者 葉月文 イラスト フライ

夕凪の町で歌うの作者登場?
黄金色の景色へ辿り着く
切ない青春ストーリー第2巻!


目次1 ▯感想
2 ▯2巻まとめ

  

感想


前巻(1巻)のお話

前回は、神様に願って試練を与えられた燈華さんと出会い、カメラを教えることになりましたね。彼女の視界が真っ暗になっていって、写真を届けてヒカリを見つけてラスト、緋菜さんの意識が戻った。ってところで終わりました。  

試し読みまでのお話

写真部に入部することになった叶羽は、金色の髪の少女・黄金井月泪に名前を呼ばれます。叶羽の写真がカバーの一冊の本を取り出した彼女は、作者のソラウミだと名乗り、星の幸魂である証を見せてきた――というのが試し読みまでのお話。

ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。



夕凪の町で歌う


さて今回は夕凪の町で歌うの作者が出てきて、黄金色の景色を求めていく回でした!

「夕凪の町で歌う」の作者、ソラウミが試練を与えられたと分かった叶羽くんは、友達を作る手伝い?をすることになります。ソラウミの正体は新キャラでしたね。黄金井月泪さん。友達になるためにお金渡しちゃうおかしな金色髪の女の子です。

そんな彼女、人の顔がわからなくなっていました。白乃に事情を説明すると彩の裂魂だと告げられます。燈華さんは視界を失っていったけど、次は人の顔、裂魂と幸魂… 考察って難しいですね。

「実は、風祭叶羽に
謝らなければいけないことがある。
あなたの写真をカバーに選んだのは、
あたしなの」
(144ページ 引用)


写真を撮り終えた彼に、黄金井さんは昔話を始めます。使う予定だったプロの写真を、説得して叶羽くんのものに変更したこと。声をかけてくれた子に当たっちゃったこと。彼女も責任を感じていたんですよね。まだ本を読んでいない叶羽くん。奇跡が起こって欲しいです。


彩の裂魂

爽やかで温かな青春の光景が訪れ、「ファイッ」「「オー」」と叫ぶ写真部。しりとりを始めて、黄金井さんは「ん」がついてしまった碧さんのフォローします。何気ない日常だけど、描写に鮮やかさがあって、もっと読んでいたくなりました。

宮野さんたちと仲良くなっていって、一緒に顔を洗いに行ったりといい雰囲気。ロール焼き本番を迎えて、「いっせーの」「「せー!」」と印画紙を現像液に沈めてみた光景を「本当にすごくすごく綺麗」と言う。私も素晴らしい作品は毎回語彙をなくしますが、本当に素敵なんです。

一緒にいて、涙まで溢れて、感情を握りしめて、2人に「友達になってください」と伝えようとする黄金井さん。しかし叶いませんでした。星冠紋を持つ人の運命なんですかね…。もう一度後日伝えようとしますが絶望が待っていて。手に入れたいものが目の前にあるのに、届かないのは悲しい現実です。


黄金色の景色

後日2人に想いを伝えようとしていた黄金井さんは、クラスの女ボスに目の前で大事な本を破られます。ここからは今回もネタバレすぎるので言いませんが、碧と瑠璃からその話を聞いた叶羽くんが走り出そうとするけれど、止めてくれる碧の痛みが良かったです。

前回も泣いていた彼女ですが、「わたしはその百倍痛いんです」と傷ついていることを話して。「夕凪の町で歌う」の内容を知って走り出す叶羽。1人になっていた黄金井が勇気を出して、黄金色の世界へ辿り着き、ヒカリを咲かせる。

両面イラストで黄金色の少女に笑顔を向ける2人と、辿り着いた願いの先。かつての1人の友達が憑依して、叶羽に願う輝きは彩っていました。次の奇跡が楽しみで仕方がありません。


2巻まとめ


というわけで2巻の感想・レビュー?でした。

「夕凪の町で歌う」の作者の金色の髪の少女は、神様から試練を与えられていましたね。写真部の人たちと活動をしていくうちにAzureの2人と親しくなって、大事なものを失ったけど立ち上がって手を結んで、黄金色の世界へ辿り着く。

本の主人公と同じ孤独を抱えていた不器用な少女が、友達という特別な存在を手に入れる。写真部たちの日常の雰囲気と、金色の少女が紡いだ物語に自らも光を届いていく、願いの試練に感動しました。今回も最高に面白かったです。

今度はどんな色の花を咲かせるんでしょう。黒か、見たことない色か、はたまた白か。夏といえば青で碧色? 瑠璃色? わかんないけれど、3巻も楽しみです!

以上、ラノ感でした!