img20190803_19304547

著者 小牧亮介 イラスト 遠坂あさぎ

好感度は上がったり下がったり⁉
コミカライズも決定した
ほんわか甘々ラブコメ第2巻!


目次1 ▯感想
2 ▯2巻まとめ

 

感想


前巻(1巻)のお話

前回は、ピンク色の蚊によって好感度が見えるようになりましたね。学園の美少女四天王と出会って、その一人である九条さんと付き合い始めて、神代さんから告白された後、九条さんとデートをした。ってところで終わりました。

試し読みまでのお話

1ヵ月付き合ってから1ヵ月たっていた2人は、関係が気まずくなっていました。しかし、九条さんがシャーペンを無くしたことが分かり、違うシャーペンを渡して新たな思い出を作って解決。2人は一緒にたい焼きを食べました。――というのが試し読みまでのお話。

ここからは少し?ネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。



体育祭とハロウィンと

さて今回は付き合っている二人が気持ちを分かち合い、幼なじみ2人の関係が決着する、登場キャラがステップアップする回でした!

体育祭の時期が近づいてきた冬馬くんたちは、3対3のリレー対決を始めます。だけど雪村さんが、みんなの前で【素】を出し切れないという理由で全力で走っていなくて、冬馬くんチームは負けてしまうんです。

前回「今更キャラを変えられないよ」と言っていた雪村さんですが、今回は変えようとしていて、一歩前進してますね。体育祭当日、彼女のクラスメイトの女子たちの悪口を聞いた後、彼女が走る番になります。

「本気出して良かった。
なんかその……心が軽くなりました」
(89ページ 引用)


冬馬くんが「頑張れ‼」と大きな声援をして、髪型も崩れながら夢中で走った後のこの台詞。好感度75は高いのか、低いのかわかんないけど、これからも変わっていってほしいですよね。ハロウィンでは冬馬くんが貰えなかったカボチャを貰いに行ったりしていて。応援です。


幼なじみと恋人と

ハロウィンパーティも大成功して、クラスでは幼馴染2人・春輝と美来が付き合っているという噂が持ち上がっていました。しかし「幼馴染。それだけだから」と美来は女子たちにきっぱり言います。

人気者な2人が付き合っていたら面白いんですけどね。美来が怒って春輝と帰らなくなり、冬馬くんは彼と一緒に帰ることになって、どう思っているのかを聞いちゃいます。

「冬馬は、一番の友人だ。
美来は……美来は、一番好きな人だ」
(161ページ 引用)


こんな台詞を言って「気付いたら好きだった」とか春輝くん可愛すぎますよ。美来は違う人から告白されていて、彼女も春輝が好きだったんです。避けて勘違いしていた2人、最後は春輝くんが告白して付き合い始めました。2人についてはまだ分からないことばかりなので、今後で知っていきたいです。


クリスマスイブ

さて幼馴染の2人が付き合い始めて、冬馬くんは九条さんを実家に呼びます。2人に影響されちゃってますね。実際は春輝くんたちと遊ぶことになっただけですけどね。そこで2人に「九条さんに触れたい」という相談をしちゃうんです。

こんな相談されたら「キモイ」っていうしかないじゃないですか! 結局、諦めて彼女の誕生日がクリスマスイブだと分かって、その日にデートすることになります。

ここからはネタバレすぎるので言いませんが、誕生日にデートして、俺に出来ることなら何でもすると言ってからの、気持ちを伝えあって求める2人。好感度メーターは関係なく好感度がまるわかりな幸せな世界は見てられません、糖分多すぎです。3巻以降も仲良くしていてください。


2巻まとめ


というわけで2巻の感想・レビュー?でした。

シャーペンを無くして焦っていた九条さんと、新しい思い出を作っていましたね。体育祭では雪村さんが全力で走って変わり始めて、幼なじみの2人が付き合って、九条さんの誕生日に想いを共有しあってキスをして特別な日を楽しんでいました。

本当の自分を出し始めて、気持ちをぶつけあう、次への一歩を踏み出す登場人物たちの成長や関係性が面白かったです。


以上、ラノ感でした!