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著者 花間燈 イラスト 榎本ひな

散らばった天界の林檎はどこへ⁉
ちぐはぐ甘い、極上の果実
2個目をどうぞ召しあがれ!

目次

 1 ▯感想‼
 2 ▯2巻まとめ‼

感想‼


前巻(1巻)までのお話

前回は、天界の林檎を食べてしまいましたね。猫耳天使のミントと林檎の片割れを探すことになって、シロクマに邪魔されながらも雪姫の林檎を回収した後、ミントを助けるために願いを使い、もう一度林檎を探すことになった。ってところで終わりました。

前回の感想はこちらから

試し読みまでのお話

天界の林檎の欠片を集めることになった一樹は、ミントが匂いを完治した場所に向かいます。そこにいたのはカーディガンを羽織った女の子でした。彼女を助けて、名前を聞きそびれた一樹はもう一度、彼女と遭遇して――というのが試し読みまでのお話。

ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。

カーディガンの少女

さて今回は天界の林檎の欠片を持った、カーディガンの少女を水の中から救い出す回でした!

天界の林檎の欠片を集めることになった一樹は、夏なのに長袖のカーディガンを着た少女と出会います。名前は桐谷茉奈。イタズラ好きな1つ後輩の女の子です。彼女ののど付近に青色の林檎が生っていて、一樹は彼女から林檎を収穫するため、距離を縮めようとします。

「ね、先輩?
わたしの彼氏になってくれますか?」
(61ページ 引用)


猫缶が好きになったミントと彼女を探している途中、教室から静かな歌声が聞こえて、行ってみるといたのは着替え中の茉奈。彼女の着替えを見てしまったことによって、1週間の恋人生活が始まっていきます。途中で一樹くんのフェチについて書かれてたけど…うん、残念だよね、こういう男の子。


一週間の恋人ごっこ

『恋人ルール』で、イツキ先輩、まなっちと呼び合い始まる恋人生活。膝枕で耳掻きに、一緒に下校、土曜日にはデート。カラオケに行って、途中で雪姫に遭遇。妹の双樹も一緒にいて…気まずい感じになりますよね。

ちゃんと誤解は解いて、次は喫茶店。そこで茉奈から『人魚姫』について聞かれます。泡になって消えるほど誰かを好きになったことがない、という理由で嫌いという彼女。誰かを好きになるって考えると、わからないですよね。

次に書店に行って、『正しい忠犬の育て方』なんて本も見て。今の作品とちょっと重なる? 最後に公園へ。そこで彼女の口から「恋人ごっこ」をした理由が語られます。恋が出来ないから、恋を味わってみたかった。茉奈も甘い乙女なんです。

その後、彼女はイタズラで一樹くんに命令をするんですが、彼は本当に足を舐めてしまいます。魔法の力ですよ? 彼女の林檎を見てみると黄色になっていました。もうすぐ、収穫することになってしまうと思うと切なくなります。


甘えん坊の人魚姫

1週間が経って契約は満了。しかし、一樹くんは彼女の家へ向かいます。学校をサボって、添い寝をして、夢の中で彼女の記憶を見てしまうんです。彼女の林檎を収穫するために、幸せにするために一樹くんはもっと仲良くなろうとします。

ここからはネタバレすぎるので言えませんが、茉奈が上着を着る理由が明らかになって、声が出せなくなって、分かっていく彼女の願い。シンデレラは好きだけど、人魚姫は嫌いという彼女が求めた願いとは何なのか。

アマガエルの悪魔を退けて、真奈を引き寄せ抱きしめた後、水の中で涙を流した少女が本音を言う。甘く切ない、おとぎ話のようなトキめきある雰囲気に感動しました。


2巻まとめ‼


というわけで長くなってしまいましたが、2巻の感想・レビュー?でした。

天界の林檎の片割れを持つ少女と出会いましたね。彼女と1週間の恋人ごっこをすることになって、契約は終わったけれどまだ続けて、上着を着る理由を知り魔法を使い出して、助けて聞いた彼女の本音。

甘えん坊の人魚姫が抱いた嫉妬、純情な告白をした少女のとろけるような甘い恋心と、恋愛感情に気付いた主人公の白雪姫との長く触れ合う愛しさに胸がいっぱいになりました。今回もとても面白かったです。

1巻でも言いましたが、この作品は私がアニメ化作品以外で初めて読んだラノベで、ラノベの情熱をくれた作品です。皆さんが好きになってくれることを願って、今回も素晴らしいセリフの1つをご紹介して終わります。

「イツキ君のためなら、
なんでもしてあげるよ?
たくさんの幸せをくれたから、
今度は私がイツキ君を幸せにしてあげる」
(246ページ 引用)


以上、ラノ感でした!