目次

　
　1 ▯あらすじ
　2 ▯感想
　3 ▯章ごとにまとめてみた！

あらすじ

平凡な村娘として幸せに暮らしていた少女ティア。純朴な彼女はある日、異世界に召喚されてしまう。なんとティアは異世界の覇権を争う戦い『聖女大戦』に『聖女』として召喚されたのだった！　「私、聖女様じゃありません！」と必死に訴えるティアだったが、実は彼女はレベル9999の最強少女であり、レベル上限が100しかない異世界では、正真正銘の無敵聖女様だった……！　襲い来る他国の聖女を圧倒的なパワーで退けるどころか、規格外の加護で仲間にしたり、自分を召喚した皇帝ユフィと仲良くなって異世界を満喫していって……！　目指すは聖女大戦の完全勝利！　そしてお家に帰ること！　純朴聖女様のほっこり無双、開幕です！

感想

平凡な村娘として暮らしをしていた少女が、『聖女』として異世界に召喚され、覇権を争う戦い『聖女大戦』に巻き込まれるが、圧倒的な力で敵を倒し、皇帝の少女と仲良く暮らすほっこりファンタジー。

村娘として暮らしていた少女・ティア＝ゴールドレイスは、水を汲みに出かけていたとき、まばゆい光に包まれて異世界に召喚されてしまいます。

聖女ではないのに聖女として召喚され、覇権を争う戦い『聖女大戦』にも参加することになって、帰れなくなったティア。

彼女はロンドミリア皇国の皇帝で召喚士の少女・ユフィ＝ロンドミリアと友達になり、敵としてやってきたリリ＝ローゼンベルクも仲間に加えて、時々バトルな穏やかライフが始まっていくのでした。


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聖女として召喚されて力は強いけど引き算が出来ない頭の悪い少女や、凛として振る舞っているけどこっそり城から抜け出しちゃう皇女さんなど、ギャップあるキャラたちのほっこりする日常が楽しめる作品でした。面白かったです。




平凡な村娘の少女？のティアが『聖女大戦』に参加する聖女として、異世界に召喚されるところから物語は始まっていきます。

邪神、創造神、地母神など「聖女」にもクラスがあって、ティアのランクは「闘神」。知能が低い代わりに腕力が高い、『聖女大戦』においては一度も勝ったことがない大はずれなランクなんです！

しかし彼女は、英雄と聖剣と呼ばれていた両親から生まれて、生まれたときからレベル9999。普通に会話もできて、魔力が高く加護も幸運も恵まれてる子なんです。たった１つだけ弱点が、知力が低いことだけど、それは対戦には関係なく敵を一発ＫＯしちゃいます。

この無双感が良かったですよね。他の国では聖女が負けて国が滅ぼされたりしているけれど、戦いがあっさり終わって、おだやかな日常に戻る。他の人が心配しているのにレベル9999の圧倒的なパワーで敵を倒して、手加減できたか心配でお医者さんを呼ぶ愉快なバトルがありました。



ティアは無双はできるんだけど頭が悪いんですよね。「13－6＝613、3×2＝32、6÷3＝216」など足し算はできるんだけど、引き算からが出来ない残念な子なんです。（割り算についての法則はわかりませんでした）

両親もびっくりなティアですが、他のキャラにもこういったギャップ？というか個性があって。皇女のユフィは礼儀作法が丁寧で奥ゆかしい少女だけど、他の人に見つからないようにこっそり城から出たするおてんば。

途中から出てくるリリは破天荒？だけど、先生に板書の間違っている個所を伝えることが出来る、ティアとは正反対の勉強ができる子なんです。あとは個人的に好きな髭モジャで優しい宮廷魔法士のカロンなどがいたりして。

ラストが途中で終わっていたので気になるところではあったけれど、学校に通ったり、一緒にお風呂に入ったり。『聖女大戦』をやってはいるけれど、ゆるやかな日常が楽しめました。


聖女として召喚された引き算が出来ない頭の悪い少女が、召喚士の皇女さんたちと仲良く過ごしながら、襲い来る他国の聖女を圧倒的な力で倒す、ほのぼのとした日常が楽しめるファンタジーです。

気になった方は読んでみてください。


以上、ラノ感でした！

レーベル	ダッシュエックス文庫
ジャンル	ファンタジー
おすすめ度（評価）	★★☆☆☆
ページ数	264
発売日	2019年6月25日
バトルシーン	△
エッチな？シーン	△

章ごとにまとめてみた！