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著者 七野りく イラスト cura

妹の急成長でお姉ちゃん失踪⁉
自信を失った少女は
2つの輝きを解き放つ
魔法革命ファンタジー第3巻!

目次

 1 ▯感想‼
 2 ▯3巻まとめ‼

感想‼


前巻(2巻)までのお話

前回は、ティナたちが王立学校に入学していましたね。求婚を断り続けたリディヤに、怒り狂って謹慎になったけど脱獄して学校に侵入したジェラルド王子。彼をリディヤとティナと一緒に倒した。ってところで終わりました。

試し読みまでのお話

ジェラルド王子との対戦で何もできず悪夢に侵され、不安感から自信を無くすステラ。一方、ティナたち3人はアレンを取り合っていました。1人で駆けだすティナに、エリーとリィネは2人で大浴場で罠。反撃は叶わずです。エリーに上級魔法を覚えたいと言われたアレンは、リディヤに魔力を借り、上級魔法の実演をするのでした。――というのが試し読みまでのお話。

ここからはネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。

病弱少女なメガネっ子


さて今回は自信を失った生徒会長が、アレンとデートして立ち上がる回でした!

アレンの周りは女の子ばかりですね。リディヤにティナ、エリーとリィネ、妹のカレンに…うらやましいですよ! さてティナたちは着々と成長中、アレンの知らないところでエリーが浮遊魔法覚えちゃってますからね。しかも次は上級魔法に挑戦。

極致魔法を使うティナとリィネの主席と次席の座が危うくなってますね…。リディヤはツンデレ発動中。日記の解析を頼んでいた学園長にも『火焔鳥』をぶつけて。アレンが学園長を盾にするのもわかりますね。当たったらただじゃすまなそう。

さて今回、またアレンの周りに1人女の子が増えます! フェリシア・フォス。アレンが商談相手になった商会の娘さんです。メガネっ子な彼女は病気で休学していたたけど復学してきます。そして、父親が失敗した商談をもう一度と頼んでくるんです。

「――フェリシアさん、卒業後、
まだ両家合同の窓口があった場合、
ここで働きませんか?」
(145ページ 引用)


交渉って苦手なので、私はあんまりわかんなかったんだけど、アレンがこんなことを言ってしまうぐらい、フェリシアの商才は凄まじいんですよね。

こんなセリフを目の前で言われたら、告白を受けてるみたいなもの。彼女は親の反対を退け、自分の意思で前に進みます。アレンに惚れた人がまた1人増えました。いったいどれだけ増えるんでしょうね…楽しみですよ。

逃げ出したお姉ちゃん

前回初登場して、妹の成長に自信を失ってしまった、ティナのお姉ちゃんのステラ。友人だったフェリシアも前に進み、自分を見失って学校からいなくなっちゃいます! カレンは急いでアレンに相談。するとすぐにアレンが見つけちゃうんです。

いなくなったと判明した5ページ後に見つかっていますからね。ステラも読者もびっくり! そんな追い込まれちゃったステラは、アレンに気持ちをぶつけて、彼からこういわれます。

「今日は学校をサボって、
僕と王都をデートしましょう」
(190ページ 引用)


こうして2人はデートすることになるんです。氷菓子を食べて、夜景を見て、ティナとリディヤに見つかったら無事ではすまなそう…。もちろん事前に伝えてあるので大丈夫ですよ? 

さてデートが終わり家に帰ったあと、待っていたティナとエリーとカレンにステラは勝負を挑みます。すべてを賭けて2週間後に始まる対決。ステラとアレンVSティナたち3人。ここからはネタバレすぎるので言いませんが、アレンと一緒に訓練して本番。

カレンとステラの対決にしびれましたね。お互い友人で信じあってぶつけ合う。それでも勝敗はつくもので、彼女の覚悟と勇気を確かに見ました。友情って素晴らしいですね。アレンは…うん。

3巻まとめ‼


というわけで3巻の感想・レビュー?でした。

アレンの周りの女の子がにぎやかになってきましたね。だんだんと教え子たちが成長する中、商才がある女の子を惚れさせて、学校からいなくなったステラを見つけてデートをしていました。

そしてステラとティナたちが対決することになって。新たな魔法が出来上がり、ステラが魔法をぶつけ自信を無くしてから立ち上がる対決は、見ていて勇気を貰えました。今回も面白かったです。

コミカライズも決定して、今後アレンはどんな女の子との日々を過ごすのか。4巻も楽しみですね!

以上、ラノ感でした!