著者 ミサキナギ イラスト れい亜
オートマタメーカーCEO登場⁉
知られざる《白檀式》に
吸血鬼王女と絡繰騎士が挑む
バトルファンタジー第2巻!
知られざる《白檀式》に
吸血鬼王女と絡繰騎士が挑む
バトルファンタジー第2巻!
1 ▯感想‼
2 ▯2巻まとめ‼
前回は、対吸血鬼戦闘用絡繰騎士として生まれた水無月が、十年ぶりに目覚めたら、吸血鬼と平等な世界になっていましたね。姉の睦月が奪われて、博士の娘のカノンと、吸血鬼の王女のリタと共にヴァンパイア革命軍と戦い、勝利したところで終わりました。
ヴァンパイア革命軍のテロから三か月、水無月たち3人は平穏な生活をおくっていました。しかし国内ではテロ騒動の影響から、吸血鬼に対する排斥運動が拡大中。そんなとき学校に、オートマタメーカー企業のCEO、エリック=ハウエルズが現れます。彼の演説を聞いたカノンは怒り心頭。質問対決になり、負けてしまったカノンは先生から呼び出しをうけるのでした。――というのが試し読みまでのお話。
ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。
さて今回は大企業のCEOが現れて、オートマタの問題に発展していく、少女が正義をもって反抗する回でした!
《白檀式》には吸血鬼の脳が使われていると分かった3人。前回倒したはずの睦月も回収できず、白檀春海の無実を、まだ証明することが出来ていません。しかし睦月の人工頭脳が「メディス・グループ」のものであるという情報を手にします。
睦月が心配だけど、怪しい会社が何をしたのか気になりますよね…。そんなときタイミングよく「メディス・グループ」のハウエルズが現れます。彼は吸血鬼と《白檀式》をよく思っていません。彼の講演に怒ったカノンは席を立ち発言するんです。
母親が作った《白檀式》を愛するカノンを反論できなくするハウエルズ。事実は分かってるのに、言い返せないのは辛いですよね。対決が終了した直後、カノンはオートマタのイベントに招待されます。絶対に何か裏がありそう。
行くのは危険だと水無月は言いますが、カノンは行くことを選択します。1人の少女が雪の中で決断し堂々と宣言する様子は、強い意志を感じました。はやく犯人を見つけてほしい!
オートマタのイベント「ディーツェ・フェア」にやって来た水無月とカノン。カノンの口から溢れ出るオートマタ知識。会場前なのに周りの人もドン引きなマニア度。一緒にいる水無月も大変ですよ。リタも参戦してイベントが始まっていきます。
最初は「メディス・グループ」のブース。そこにはハウエルズと秘書のユーリがいました。彼らが作った闘技用オートマタ《機神戦士》を見せてもらい、突如対戦することになる水無月。カノンに止められ試合は終了しますが、設定はちゃんとしなきゃですよね。
ユーリに案内される3人。この子、口絵見たとき男の子だと思ったんですけど、女の子だったんですよ。3人とも女の子認識だったのでびっくり! それはともかくイベントを回る4人。アイドルにバリスタ、闘技用に受付係、いろんなオートマタがいるんですよ。
部品もたくさん。細かい解説もあってオートマタ好きになりそう。BLっぽいカッコいい壁ドンイラストに、リタと水無月のデート。やっぱり食べ物関係はダメダメな水無月の反応が楽しめましたね。苦みがあったら美味しくないは、カノンに早く直してもらわないとです!
イベントからホテルに戻って来たカノンと水無月は《機神戦士》の奇襲にあいます。難を逃れることはできたけど、盗難の犯人扱いされて、カノンは捕まっちゃうんです。ここからリタと水無月のタッグでの戦闘が開始していきます。
今回もネタバレすぎるので言いませんが、以前は敵と認識していたリタを、仲間と思えるようになった水無月が良すぎましたね。
タイトルの《白檀式》文月とはいったい誰なのか。愛されなかった文月VS愛してもらえている水無月。作られた意図を知ってなお、無理やりこんな言葉を発する文月に心が痛みました。
というわけで2巻の感想・レビュー?でした。
母親の無実の手がかりがつかめたタイミングで、オートマタメーカーのCEOが現れましたね。オートマタのイベントに行くことになって、オートマタと対戦して、カノンが捕まり始まる最強タッグの進撃。
制作者が定めた用途は何なのか。心を持ちながらどれだけ所有者に従うのか。少女たちが反抗する覚悟に胸を打ちました。今回も本当に面白かったです。
吸血鬼と人間、そしてオートマタはどうなってしますのか。3巻楽しみです!
以上、ラノ感でした!
2 ▯2巻まとめ‼
前巻(1巻)までのお話
前回は、対吸血鬼戦闘用絡繰騎士として生まれた水無月が、十年ぶりに目覚めたら、吸血鬼と平等な世界になっていましたね。姉の睦月が奪われて、博士の娘のカノンと、吸血鬼の王女のリタと共にヴァンパイア革命軍と戦い、勝利したところで終わりました。
試し読みまでのお話
ヴァンパイア革命軍のテロから三か月、水無月たち3人は平穏な生活をおくっていました。しかし国内ではテロ騒動の影響から、吸血鬼に対する排斥運動が拡大中。そんなとき学校に、オートマタメーカー企業のCEO、エリック=ハウエルズが現れます。彼の演説を聞いたカノンは怒り心頭。質問対決になり、負けてしまったカノンは先生から呼び出しをうけるのでした。――というのが試し読みまでのお話。
ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。
世界一のオートマタメーカー
さて今回は大企業のCEOが現れて、オートマタの問題に発展していく、少女が正義をもって反抗する回でした!
《白檀式》には吸血鬼の脳が使われていると分かった3人。前回倒したはずの睦月も回収できず、白檀春海の無実を、まだ証明することが出来ていません。しかし睦月の人工頭脳が「メディス・グループ」のものであるという情報を手にします。
睦月が心配だけど、怪しい会社が何をしたのか気になりますよね…。そんなときタイミングよく「メディス・グループ」のハウエルズが現れます。彼は吸血鬼と《白檀式》をよく思っていません。彼の講演に怒ったカノンは席を立ち発言するんです。
「ドクター・ビャクダンに
倫理観がなかったと、
どうして断言できるんですかっ⁉」
倫理観がなかったと、
どうして断言できるんですかっ⁉」
(51ページ 引用)
母親が作った《白檀式》を愛するカノンを反論できなくするハウエルズ。事実は分かってるのに、言い返せないのは辛いですよね。対決が終了した直後、カノンはオートマタのイベントに招待されます。絶対に何か裏がありそう。
行くのは危険だと水無月は言いますが、カノンは行くことを選択します。1人の少女が雪の中で決断し堂々と宣言する様子は、強い意志を感じました。はやく犯人を見つけてほしい!
戦闘用と闘技用
オートマタのイベント「ディーツェ・フェア」にやって来た水無月とカノン。カノンの口から溢れ出るオートマタ知識。会場前なのに周りの人もドン引きなマニア度。一緒にいる水無月も大変ですよ。リタも参戦してイベントが始まっていきます。
最初は「メディス・グループ」のブース。そこにはハウエルズと秘書のユーリがいました。彼らが作った闘技用オートマタ《機神戦士》を見せてもらい、突如対戦することになる水無月。カノンに止められ試合は終了しますが、設定はちゃんとしなきゃですよね。
ユーリに案内される3人。この子、口絵見たとき男の子だと思ったんですけど、女の子だったんですよ。3人とも女の子認識だったのでびっくり! それはともかくイベントを回る4人。アイドルにバリスタ、闘技用に受付係、いろんなオートマタがいるんですよ。
部品もたくさん。細かい解説もあってオートマタ好きになりそう。BLっぽいカッコいい壁ドンイラストに、リタと水無月のデート。やっぱり食べ物関係はダメダメな水無月の反応が楽しめましたね。苦みがあったら美味しくないは、カノンに早く直してもらわないとです!
オートマタの用途
イベントからホテルに戻って来たカノンと水無月は《機神戦士》の奇襲にあいます。難を逃れることはできたけど、盗難の犯人扱いされて、カノンは捕まっちゃうんです。ここからリタと水無月のタッグでの戦闘が開始していきます。
今回もネタバレすぎるので言いませんが、以前は敵と認識していたリタを、仲間と思えるようになった水無月が良すぎましたね。
「オートマタは道具なんですよ! ど・う・ぐ! おバカな頭でわかりますか⁉ 道具に人格も命もありません。《白檀式》だって同じです。人間の形をしていても、オートマタは所有者に忠実に従うだけの道具なんですよ。人間の代わりには絶対になり得ないんです!」
(285、286ページ 引用)
タイトルの《白檀式》文月とはいったい誰なのか。愛されなかった文月VS愛してもらえている水無月。作られた意図を知ってなお、無理やりこんな言葉を発する文月に心が痛みました。
というわけで2巻の感想・レビュー?でした。
母親の無実の手がかりがつかめたタイミングで、オートマタメーカーのCEOが現れましたね。オートマタのイベントに行くことになって、オートマタと対戦して、カノンが捕まり始まる最強タッグの進撃。
制作者が定めた用途は何なのか。心を持ちながらどれだけ所有者に従うのか。少女たちが反抗する覚悟に胸を打ちました。今回も本当に面白かったです。
吸血鬼と人間、そしてオートマタはどうなってしますのか。3巻楽しみです!
以上、ラノ感でした!
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