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著者 七条剛 イラスト TwinBox

ピースメイカーVS黒猫決着!
はたして黒猫の正体は⁉
恋に落ちてはいけない
ラブコメ第3巻!!

目次

 1 ▯感想‼
 2 ▯3巻まとめ‼

感想‼


前巻(2巻)までのお話

前回は、バルトシュタインの継承権争いをしていましたね。瑠璃とアンジェが継承戦の決闘をしている最中、征人が裏で犯人と戦って勝利して。2人から頬にキスをされた、ってところで終わりました。

前巻(2巻)の記事はこちらから

試し読みまでのお話

離島の別荘にご招待キャンペーンに当選した澪。征人と2人っきりで旅行に行こうとしますが、瑠璃と香乃も一緒に行くことになりました。翌日、いつも通り恋の下に行った征人は、皐月から黒猫がタブレットを使用しているという情報を得たのでした。――というのが試し読みまでのお話。


ここからは少しネタバレが含まれるので、読んでない方は注意してください。

離島旅行

今年の梅雨は、
例年よりせっかちさんだったらしい
(6ページ 引用)


可愛らしい文章ですよね! 今年の梅雨はどうなるんでしょう…雨ばっかりでじめじめするのはあんまり好きじゃないですね。

さて今回は征人たち6人が離島に旅行することになり、征人が黒猫と直接対決する遊んでバトルして、正義のヒーローが仲間と立ち向かう回でした!

澪がキャンペーンに当選して始まる離島旅行。征人とちょろいん3人、そして亜里沙と妹の深夏ちゃんの6人で行くことになるんですよ。離島といったらまずは海。水着に着替えて水鉄砲勝負です。どこで売られてるかわからないフォルムのものを使って。

「ソリッド・エクストリーム・ハイレーザー」「シューティングスター・ハリケーン」「ジャスティスブレイカー」「ファイナル・エクスプロージョン・エッジ」征人とちょろいん3人ともカッコいい?名前を付けちゃうんです。

香乃と征人の奥義まで炸裂して。やってるとつい言っちゃいますよね、必殺技みたいなの。エクスプロージョン! 最後は波に流されての水着がなくなるハプニング。澪は何回もハプニングにあいますよね。顔を真っ赤にして恥ずかしがって最後は悲鳴。これが今回は3回。だけど何度見ても可愛い。

香乃は征人に想いをぶつけて。ピースメーカーのことがあって振り向いては貰えないけど、何回も変わらない同じ「好き」を言い続けられる彼女の心の強さ。159ページの振り向き笑顔にはときめいちゃいますよ。瑠璃は剣で攻撃。征人よりも戦闘能力に長けていて、カッコよく見えてきちゃいますね。

奥和田とお父さん

物語中盤、澪の実家の会社、奥和田重工の倉庫からミサイルが盗まれるという事件が明かされます。小型人工衛星を盗んだ犯人は今度はミサイルを盗もうというのです。そして今回の離島旅行は犯人が仕組んだトラップ。

セーフティの鍵を持っているのは澪かもしれない。アンジェからの情報で澪の誘拐もある。不審人物から監視されてる中、瑠璃が捕まえたのはまさかの亜里沙のお父さん! もちろん犯人ではないですよ。娘が心配で来てしまったらしいんです。それだけではないんだけど、過保護すぎるのはダメですよね。

「はっはっはっ。
亜里沙、お父さんピンチなんだが?」
(177ページ 引用)

瑠璃に捕まっていても笑っていて、大事なところではやられて。「お父さんの胸に飛び込んでごらん」って言っても深夏ちゃんに「絶対嫌」と言われる。残念なお父さんでした。

黒猫VSピースメーカー

さて今回なんといっても目玉は黒猫とのバトルです! 

タブレットを使用していることは明らかになっていて、いったい誰なのか。奥和田騒動の犯人を負かして、分かってしまう黒猫の正体。そして始まる征人と黒猫の直接対決

今回もネタバレすぎるので言いませんが、正義のヒーローVS悪のヒーロー。実力は互角でそれでも戦って、発射されるミサイル。どう対処するのか。どうして彼女は黒猫をやっているのか。正義のヒーローの強さ。違った正義を持つ戦うハッカー対決は熱かったですね。

「征人先輩はきっと、
正義のヒーローなんです」
(280ページ 引用)


終章の香乃の台詞。そして、誰からも気づかれず近くにいてもわからない「背が高くて、紳士的で、笑顔が素敵で、誰よりも誠実で、ハンサム」と思われている、どこかの男子高校生はこれからも正義を全うしていくでしょう。楽しみですね。

2巻まとめ‼


というわけで3巻の感想・レビュー?でした。

離島へ旅行することになった征人とちょろいん3人、美月姉妹は旅行を楽しんでいましたね。奥和田の騒動に巻き込まれて、負かした先に判明する黒猫の正体。そこからの緊張の瞬間、仲間を信頼する征人と黒猫とのハッカー対決に胸躍りました。今回も本当に面白かったです。

4巻はあるのかな? この終わり方だともしかしたらない? 気になりますが4巻、もしくは次回作楽しみです!

以上、ラノ感でした!