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著者 神里大和 イラスト 小林ちさと

第31回ファンタジア大賞受賞作!
教官を庇ったら復帰まで同棲⁉
戦闘以外ダメダメな教官と
教え子の9歳差ラブコメ!

目次

 1 ▯あらすじ
 2 ▯感想
 3 ▯章ごとにまとめてみた!

あらすじ

「これからは私が養ってあげるから…ね」元教官のミヤを庇い大怪我を負ってしまった悪魔殺しのエキスパート、テア・フォードアウト。庇われたミヤ・サミュエルはテアに好意を抱いており、怪我を完治させるという名目で同棲生活をはじめることに! 「無理せず甘えちゃっていいのよ? 私はテアくんだけのモノだぞ!」ミヤにご飯を食べさせてもらったり、一緒に入浴したり、制服デートをしたりイチャ×2生活が開幕! さらにテアに好意を寄せる同僚達も乱入し、テアに世話を焼いてきて⁉ 年の差9歳、禁断の元教官×教え子の同棲ファンタジー!

(裏表紙より)


感想

「見守っていられれば、
養ってあげられれば、
それでいいのよ。
それが私にとっての
償いになると思うから」
(113ページより引用)


教官を庇って大怪我を負った主人公が復帰を目指す、歳の差同棲ラブコメ。

教官への攻撃を庇ったテア・フォードアウトは重傷を負い、悪魔との戦闘が出来なくなりました。しかし彼はまだ戦うことを諦めません。「悪魔の残滅」を夢見て、戦場への復帰を目指して、無茶な鍛錬を繰り返します。

庇ってもらったことに負い目を感じている教官のミヤ・サミュエル。彼女はテアの無茶な鍛錬をやめさせようとしますが、彼の言葉に胸打たれ、復帰をサポートするために「住み込みながらの鍛錬」をテアに要求するのでした。

退院後にミヤの家に住むことになったテアは、同じ孤児院で育った女の子、シャローネ・ディスアイテッドにサポートされたり、同い年で友人な少女、エルザ・クレジスタにセクハラをされます。

信頼されていても家では卵も割ることが出来ない、ダメダメなミヤを養いながら? テアは大好きな教官と同棲していき復帰を目指すのでした。 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ファンタジア大賞受賞作な、元教官と教え子の年の差ラブコメ?ですよ!
復帰しようと鍛錬を行うテアと、家ではポンコツなギャップのあるミヤの相思相愛だけど、傷を負ったことで進めないじれったい関係が、お酒ひとつでイチャイチャに変わる甘さが面白かったです。

ダメダメな教官
ミヤは信頼される優しい上司なんだけど、家の中では寝相が悪くて服を脱いじゃったり、ろくに卵も割れなかったりするんですよ!

このギャップがまず面白かったんですよね。お酒飲んだり、お酒の匂いをかいだらすぐデレデレになって。テアの耳たぶを甘噛みしたり、ちょっと変態な行為にはしってしまう残念さ。

けれど守ってくれたテアに対しては相当の責任を感じていて。両思いなのに意地張って、テアくんの想いを受け取らない信念は可愛さがありました。

ミヤ視点の幕間で語られる、彼女の本当の気持ちは、読んでいてじれったくなったけれど、それだけ庇ってもらったことに対する罪の意識がみれましたね。下手したら死んでいたかもしれない。負い目を感じてしまいますよ。

テアを好きな2人の少女
教官なミアは26歳という年上キャラですが、テアくんを好きな彼に年齢が近い女の子が2人います。エルザとシャローネです。

シャローネは優しくて可愛いキャラでしたね。自分を囮にしてまで敵を捕まえようとしたり、本気で泣いたりするところが良くて。とくに47ページのイラスト。胸のことを気にして明るく牛乳飲んでる子供っぽさもあって、可愛かったんです。

ただ問題はエルザですよ。この子、テアに会ったら何かとセクハラや、そういう発言をするんですよね。裸エプロンで裾をひらひらさせておちょくって。

想いはちゃんとストレートに伝えてるんだけど、いつもの行動やクールさのせいで伝わらない、かわいそうな子でした。

悪魔の血を引く子
「忌み子」って呼ばれているんだけど、この設定がこの作品では重要になっていて。「忌み子」を嫌う人たち、「忌み子」なテアがどういう意図を辿ったか、ラストに彼が悪魔と戦うシーン。彼がミアを守るためどうなるのか。驚きの展開を、そして最後に2人の恋を見届けてみてください。

ギャップがあり過ぎる教官と、怪我から復帰しようと励む教え子のイチャイチャあり、悪魔とのバトルありなラブコメです。

気になったら読んでみてください。


以上、ラノ感でした!

レーベル
ファンタジア文庫
ジャンル
ラブコメ
おすすめ度(評価)
★★☆☆☆
ページ数
320
発売日
2019年4月20日
バトルシーン
エッチな?シーン


章ごとにまとめてみた!

男性キャラ女性キャラバトルエッチな?ページ数
序章11
×
×
5
第一章13
×
35
第二章1+22
×
22
第三章12
×
42
幕間01+1
×
×
5
第四章1+13+2
70
幕間01+1
×
×
4
第五章13+1
×
30
第六章13+1
×
×
36
幕間01+1
×
×
3
第七章1+23+1
×
41
終章1+13
×
×
14
合計1+43+2
307

キャラは(主要人物+その他)
台詞がない、名前がないキャラは
カウントしてません。
あるが〇ないが×微妙が△です。
(管理人が思った通りに書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)

キャラの内訳は以下の通りです。
(押したら見えます)
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序章  男性(テア)女性(ミヤ)
第一章 男性(テア)
女性(ミヤ、シャローネ、エルザ)
第二章 男性(テア+ガレッシャーノ、ワグナー卿)
女性(シャローネ、エルザ)
第三章 男性(テア)
女性(ミヤ、エルザ)
幕間 女性(ミヤ+セイディ)
第四章 男性(テア+エラバス)
女性(ミヤ、シャローネ、エルザ+セイディ、ルミナ)
幕間 女性(ミヤ+セイディ)
第五章 男性(テア)
女性(ミヤ、シャローネ、エルザ+セイディ)
第六章 男性(テア)
女性(ミヤ、シャローネ、エルザ+セイディ)
幕間 女性(ミヤ+セイディ)
第七章 男性(テア+ガレッシャーノ、アガリアレプト)
女性(ミヤ、シャローネ、エルザ+ルミナ)
終章 男性(テア+エラバス)
女性(ミヤ、シャローネ、エルザ)
合計 男性(テア+ガレッシャーノ、ワグナー卿、エラバス、アガリアレプト)
女性(ミヤ、シャローネ、エルザ+セイディ、ルミナ)