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著者 森田季節 イラスト 紅林のえ

無職と大学生の
スローライフラブコメ完結!
2人が迎える結末とは⁉


目次

 1 ▯あらすじ
 2 ▯感想‼
 3 ▯2巻まとめ‼

あらすじ

「高階さん、なんでいるんですか?」「学生が学食を使って何が悪い」「学生じゃないだろ!」ニートの高階さんと京都の学生、日之出は、だらだらと日常を過ごしていたが、季節は夏に。そこで高階さんを海へと誘う――。「え~、海水浴? そんな幼稚園児みたいな提案は勘弁してほしいな」高階さんは海水浴を頑なに嫌っていた。そんなやり取りの中、祭利も加わって、なぜか三人で海へ旅行に行くことに!?「海水浴のない海の楽しみ方を教えてあげよう」森田季節×紅林のえが贈る、無職と大学生のスローライフだらだらラブコメディ!

(GA文庫公式サイトより)


感想‼


前巻(1巻)と試し読みまで

前回は、ニートな高階さんと出会って、ニート論を叩きこまれて?、家庭教師として教えている生徒の彩乃ちゃんと、デートをしたりしましたね。狸林さんからサークルに戻ってくるようにも言われていました。

そして急にアルバイトをして倒れた高階さん。彼女が出来たと思っている彼女の誤解を解いた。ってところで終わりましたね。

今回は続きで夏休み!!

日之出くんは夢の中でも高階さんと一緒にいました。謎の野菜を収穫して料理を振る舞う高階さん。コリンキー、はやとうり、そうめんかぼちゃ、他にもいろいろ、知らない名詞を5つ以上聞くと疲労が出るよね。――というのが試し読みまでのお話。


旅行

「私は永久に夏休みだぞ」

(39ページより引用)

こんな言葉をいつか言ってみたいですねw

「三人で海に行こうじゃないか。
海水浴のない海の楽しみ方を教えてあげよう」

(53ページより引用)

さて旅行です。高階さんがこんなことを言い出して始まる、海旅行。朝早くから電車に揺られ続け、5時待ち合わせで8時着。そこから2時間で温泉地へ。このニートの歩み方はさすがに時間とかゆっくり過ぎて笑っちゃうんですが…それはおいておいて。

城崎温泉を楽しんでるときに、たぬきちが日之出くんに聞いちゃうわけですよ。2人は付き合ってないのって。ここが後々重要になってくるんだけど。もうこれを聞いたってことは! ああもう、だからラブコメっていいですよね。

温泉を楽しんだ3人は翌日、玄武洞とかコウノトリ文化館とか実在する行きます。コウノトリの中にアオサギって本当にいるんでしょうかね。実際に行ってみたくなる、謎のネタもありつつ旅行は終了。

この旅行プランで実際行ってみたらどうなるんでしょう。ほぼ乗り物で観光地をのんびり楽しむ? 景色をみれるので楽しそうです。

高校デビュー

話しは変わって、彩乃ちゃんが日之出くんの家にやってきます。宿題推してもらいに来たそうです。彩乃ちゃんと話しているうちに、高校生時代の話になります。陰キャで孤立していて参考書読みまくっていた日之出くん。高校生男子あるある?ですが、彼女は共感してくれるわけです。

1巻ではどうしてこんなに彼に懐いてるのか、わからなかったけど、結構近い存在だったからなんですよね。彩乃ちゃんと日之出くん、実はいいペアだったと。登場回数少なかったけど2人は、兄妹みたいだなぁって思いますよ。1巻でのデートもそう考えるとほっこりします。

3人の関係は⁉

日之出くんは帰省から戻って来て、久しぶりにある女の子と会います。たわいもない話をしてけど、その瞬間はだんだんと近づいてきて。女の子が勇気をだして言うんです。付き合ってって

これをきっかけに彼も勇気を出して、あの人に伝えに行くんですよ。ずっとのんびりしていた関係に終止符を打つ。最初は偶然出会ったけど、完結するこの巻で、最後にこの話をもってくるのは良すぎますよね。

大学生とニート。こう言っちゃうとあれに思えてくるけど、1巻2巻読んだらこの2人の相性はわかります。(読んでない人は読んでみて!)きっちり最後は名前呼びまでして。うん、こういうの大好きです!

2巻まとめ‼


というわけで、2巻の感想でした。

3人で高階さん流の旅行を楽しみ、高校デビューした女子高校生との2人っきりなお部屋で宿題。1人の告白から、日之出くんと高階さんが結ばれる。

もっと高階さんのニート論聞きたかったっていうのが本音…けど今回で完結ということもあり、ニートと大学生2人の関係にも決着がついて、いいラストでした。4人の京都や兵庫の街も楽しめるスローライフ、面白かったです。

まだ読んでないよって人、ぜひ読んでみてください!


以上、ラノ感でした!