著者 園生 凪 イラスト トコビ
公園で高校生が遊ぶだけ⁉
ダベって、走って、野球して
何気ない高校生たちの日常!
ダベって、走って、野球して
何気ない高校生たちの日常!
こんにちは、夕凪真白です。
今回は講談社ラノベ文庫から『公園で高校生達が遊ぶだけ』の感想やっていきたいと思います!
目次
1 ▯あらすじ2 ▯個人的おもしろポイント
3 ▯感想
▯あらすじ
瀬川エリカと俺、吾妻千里は昔からの幼馴染みだ。 小学校でも中学でも、そして高校でも、瀬川と俺は、公園で遊ぶ。 ダベったり、野球をしたり、走り回ったり、ちょっと喧嘩したり。 「とりあえず吾妻の中で、わたしを可愛さピラミッドの頂点に設定するといいよ。そうすればわたしを通して“可愛い”がわかる」 「瀬川を可愛さピラミッドの頂点に設定すると、具体的にどうなるんだ?」 「わたしに似てれば似てるものほど、吾妻は可愛いと認識しだすよ」 「じゃあ、電卓とかも可愛く見えんのかな」 「ちょっと待って。吾妻の中でわたし、電卓なわけ?」 そして今日も公園で、高校生の何気ない日常が紡ぎ出される――。(講談社ラノベ文庫公式サイトより)
▯個人的おもしろポイント
①公園でダベる高校生!タイトルの通り、公園で高校生達が遊ぶだけ。だけど面白いんですよ! 高校生達の会話はリアルで、思い出話はほっこりとしていて、テンポが良くて読みやすい。そして、オチも良くて。何気ない会話の1コマ1コマに笑っちゃうんですよね。
②お隣さんな幼馴染
主人公の吾妻くんと、幼馴染の瀬川さんが仲がいいんですよ! 小学3年生から幼馴染な2人の、付き合っていないけど、意識しあっている距離感。ダベって、キャッチボールして、ケンカして。おとなりどうしの微笑ましい会話は面白いんです!
他にもいっぱいおもしろポイントはありますが、今回はここまで!
気になった方は、試し読みをご覧になられたり、書店さんに行って見たり買ったりしてみて下さいね。
▯感想
高校生たちが公園で遊ぶだけの物語! ジャンルは日常系かな…。 いつもの公園。主人公の吾妻くん、幼馴染の瀬川さん、友達や後輩、妹も。そこに集まった人たちが、「交換日記」や「些細なこと」をダベって。ときに野球して、迷子と遊んで。吾妻くんと瀬川さんの幼馴染な2人の、微笑ましい距離感に温かくなる。公園繰り広げられる高校生たちの、何気ない日常が楽しい作品でした。急展開もなければ、大きな事件もない。タイトルのとおりで、何もない緩い会話が繰り広げられているだけ。だけど、そんな会話1つ1つに笑っちゃうんです! 公園に集まった高校生たちが、思い出話やちょっとした事件に花を咲かせていて。そんな仲良しで理想的な高校生たちはリアルで楽しい。1つ1つの話は短いけれど、リズミカルで読みやすくて、すごく面白かったです!
次にキャラ。まずは吾妻くん。瀬川さんとの関係がすごくモヤモヤしました。何で距離は近いのに、付き合わないかなぁ…。縦カーブに自分の名前つけたり、公園で鼻歌歌って〇〇〇って呼ばれているのは、バカらしくて。ほぼ公園にいて、公園のヌシみたいになってるけど、他は何やってるのかな? ヘッドフォンが少しだけ似合うおもしろいキャラでした。
次に瀬川さん。吾妻くんに恋人がいるって聞いて怒ったり、本当のことを知って真っ赤になったりするのがかわいい! 支え合える幼馴染はいいですよね。そして、茶茂。2人の関係を聴いているときの楽しい感じがたまらない! 悪い顔して聞き出すんですよ、聞いたら聞いたで、ちょっとした嘘を相手に教えたりして。2人の関係を面白くさせてくれるのがよかったです。
他にも、ガンちゃんはハゲ事件など、残念過ぎて笑っちゃって。妹ちゃんは吾妻くんのことを「虫」とか言っちゃうけど、ある人には逆らえないところがあって。そして、アリサちゃん。なんで子どもって木登りしたがるんですかね…。突然驚かせてきたり、大きい人達がいっぱいいる中で、1人だけ小さくて愛らしさがありました。
日常系作品が好きな方、発売日はちょっと前なんだけど、まだ読んでいないよって方、すごくおすすめします!
以上、ラノ感でした!
評価 | ページ数 | バトル | エッチな? | 定価 |
★★★ | 264 | × | × | 648 |
バトルなどはシーンが、ある(〇)微妙(△)ない(×)です。
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