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著者 森バジル イラスト カスカベアキラ

第23回スニーカー大賞受賞作!
殺された人間が生き返る⁉
近未来ヒロイックアクション!

こんにちは、夕凪真白です。
今回はスニーカー文庫から『1/2―デュアル― 死にすら値しない紅』の感想やっていきたいと思います!

目次

 1 ▯あらすじ
 2 ▯個人的おもしろポイント
 3 ▯感想

▯あらすじ

殺された人間が生き返る”そんな現象が発生する近未来の日本。ヒトとしての一部分を失い、引き替えに特殊能力を得て生き返った彼らは“偽生者(ワナビー)”と呼ばれ、怖れられていた。偽生者を殺し直す職務につく少年・限夏(きりか)は、ある日、新しく相棒を紹介される。しかしやって来たのは、〈死〉を失い不老不死となった偽生者の少女・伴(ばん)だった。「死にたい――それが、わたしのたった一つの願い」死を望む不死の少女と、“生き返り”を許さぬ少年。相容れるはずのない二人。そんなとき、【偽生者による国家統一】を掲げたテロ事件が起こり――正反対の二人は戦場で運命を共にする!
(1/2―デュアル―特設サイトより)
 

▯個人的おもしろポイント

①儀生者!
殺された人が特殊能力を得て、生き返ることがあるんですよ! そんな生き返った人たちのことを「儀生者」っていうんだけど。「視覚」や「死」「健康」など、人間の機能の1つを失った彼らの生き方。悪に手を染める人、生きたいと望む人。殺されなければいけない世の中で過ごす、環境や感情は面白いです!

②〈死〉を失った少女!
ヒロインのは〈死〉を失っている儀生者なんですよね。死にたいと願う、死ぬことが出来ないことから募る想い。何度も実験で殺された過去。月と〇〇〇〇が嫌いという彼女の、歩いてきた200年は悲しくて。死ぬことが出来るのか、も重要になっていて面白いんです!

③生者と死者!
主人公の限夏は、とタッグになって儀生者と戦っていくんです! 最初は合わなかったけれど、戦っていくうちに、相棒としての絆が深まっていって。彼らの過去、そして約束。酷い行いをしてきた組織とバトルしていく、信念を貫く2人は素敵なんです!

他にもいっぱいおもしろポイントはありますが、今回はここまで!
気になった方は、試し読みをご覧になられたり、書店さんに行って見たり買ったりしてみて下さいね。

▯感想

死者が生き返ることがある世界で、死者を殺し直す少年と不老不死の少女がタッグを組み、テロ事件に挑む物語! ジャンルはアクション…だと思います。同僚が儀生者(生き返った人)に殺され、彼らを倒すために限夏はペアを組まされます。儀生者による国家統一を目論む組織とのバトル。そこで互いの残酷すぎる過去や現状がみえてきて。相容れない2人が相棒として成長して戦う。死者を殺さなければいけない世界で生きる、生者と死者の考えや生き方に、心動かされる作品でした。

老衰や病死でもなく、殺されて生き返って、また殺されるって辛いですよね…。生き返った息子を抱きしめたい、生かしておきたい。そんな想いも法は許してくれない。敵側の想いがすごく理解できちゃう。そのため儀生者を殺す主人公たちが、悪者にもみえなくないけど、敵側には悪い人達がいて。その人たちの行いが残虐だからこそ、主人公たちにも共感が出来るようになっていて、どちらも楽しめました。能力を使ったバトルや、明かされる謎の数々に驚きがあって、すごく面白かったです!

次にキャラ。まずは。死にたくても、死ねなくて。後半から明かされる過去は残酷でかわいそうでした。不老不死の能力で戦いに向かう彼女は、カッコよかったけど、幼い子が戦っていると思うと切なすぎる…。タバコ吸ったり(絵面的に大丈夫なのかな?)、キャッチボールしたりしているときの、楽しそうな笑顔を見ていきたいですね。

そして限夏。過去にいろいろあって、痛みも与えないぐらい速やかに殺していく、信念を持った行動がすごくいいんですよね。最初は名前も聞いてあげないで殺す、うざいクールな少年だと思っていたけれど。彼のことがわかっていくにつれて、どんどん印象が変わっていって、いい人でした。


アクションやSFが好きな方、すごくおすすめします!

以上、ラノ感でした!

評価
ページ数バトルエッチな?定価
★★★
288
648

バトルなどはシーンが、ある(〇)微妙(△)ない(×)です。