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著者 花果 唯 イラスト bun150

WEBで人気なファンタジー
ラブコメが書籍化!!
勇者だけど黙って過ごす!?

こんにちは、夕凪真白です。
今回は、ファミ通文庫から『多分僕が勇者だけど彼女が怖いから黙っていようと思う』の感想やっていきたいと思います!

目次

 1 ▯あらすじ
 2 ▯個人的おもしろポイント
 3 ▯感想
 4 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

▯あらすじ

「貴方こそ勇者様です!」王都から来た聖女はそう決めつけてくるし、聖剣を名乗る棒きれの声も聞こえてくる。けど僕は単なる村人で、僕のことを常に気遣ってくれるけど魔王より怖い幼馴染みのアリアと幸せになるのが人生の目標なのだ。それなのに聖女と聖剣は強引な手段で僕を勇者にしようとするし、神託を聞きつけた魔物まで村に押し寄せてきて――!? 幼馴染みのために勇者になりたくない少年は幸せを掴めるのか!? 希代のファンタジーラブコメ開幕!
(ファミ通文庫公式サイトより)
 

▯個人的おもしろポイント

①勇者だけど勇者にならない!
主人公のルークくんは勇者だと途中で気づくんだけど、勇者とは言わずに過ごすんですよね。なぜなら、彼女と一緒にいたいから。他の人に勇者を譲るけど、世界を守りたい聖女たちが勇者にしようとやってきて。全世界の人を助けるか、恋人1人を助けるか。勇者に対する扱いが違っていて、コメディで面白いんですよ!

②おかしなカップル!
ルークとヒロインのアリアの関係が少しだけおかしいんですよね。独占欲が強くて、とどまらせたり、怒って叩いたりするアリア。あることがきっかけで好きになり、従順すぎるルーク。世界を守るよりも一緒にいたい2人の想いは微笑ましいです。

③勇者を巻き込むキャラ!
ルークを勇者にしようとする、聖女さんたちのキャラが面白いんですよ! 聖女のセラはルークが勇者だと分かって興奮しちゃうし、聖剣は扱いが雑だし、勇者(偽)のトラヴィスは弱すぎだったり、きのこくんはきのこくんだったり、などなど。楽しいキャラがいっぱいいるファンタジーはいかがでしょうか!

他にもいっぱいおもしろポイントはありますが、今回はここまで!
気になった方は、試し読みをご覧になられたり、書店さんに行って見たり買ったりしてみて下さいね。

▯感想

多分僕が勇者だけど彼女が怖いから黙っている物語です。(タイトル通りですね!)ジャンルはファンタジーとラブコメかな…? 少年ルークが、勇者ではあるんだけど、恋人のアリアのために勇者じゃないと言い出して引き起こす、キャラ同士の掛け合いが楽しい作品でした。

全世界の人を助けるか、恋人1人を助けるか。どっちを選ぶかは…難しいですよね。ルークは恋人を選んだわけだけど、聖女さんや騎士たちは当然、世界を選ぶわけで。そのずれがバトルに繋がって、コメディにもなっていて。聖女さんたちから見れば、どう考えても勇者だけど、勇者じゃないと言い張る。独占欲が強い女の子だけど、他から悪女と言われていようと、好きは抑えられない。彼女との日常を守るために魔物と戦う。勇者という存在を取り巻く、キャラ同士の日常に笑っちゃう、楽しくなる作品で、面白かったです!

次にキャラ。まずはアリア。独占欲が強い、すぐ怒っちゃうツンデレちゃんでした。他の子に取られないように顔を隠すように言ったり、暴言はいたりするけど、ルークくんのことが好きで。一緒にいてほしいと思う姿は可愛かったですね。好みがわかれそうだけど…温かく見守っていきたいかな。

そして、ルークくん。イケメン勇者! だけど、何をされても大好きと思っちゃう、アリアが好きすぎる男の子でした。彼女が怖いから、一緒にいたいという気持ちで、勇者を拒否するんだけど…カッコよすぎますよ。好きな子のためににつくす主人公。もうちょっと怒ってもいいかな、とは思うけど、これも恋愛の1つだと思います。

イラストはbun150先生。
一番好きだったイラストは131ページ!
ジュードとルークがどっちも目で訴えている様子。カッコいい2人の激しいぶつかり合いは、どっちにも譲れないものがあって。イラストからその想いが感じられて、すごくいい!! ほかにも、抱き合うシーンや聖女さんなど可愛いイラストがあって、バトルシーンはカッコよくて。全てが素敵なイラストでした。


ファンタジーが好きな方、ツンデレヒロインが好きな方、おすすめします!

以上、ラノ感でした!

▯章ごとにいろいろまとめてみた


アリア聖剣セラエッチな?ページ数
第一章××44
第二章×122
第三章×83
第四章×26
合計275

名前が書いてあってもセリフがない、
登場してない場合はカウントしていません。
主人公はカウントしてません……
キャラは出ているが〇出てないが×です
キャラ以外はあるが〇ないが×微妙が△です
(キャラ以外は管理人が思った通りに
書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)