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著者 松山剛 イラスト 珈琲貴族

夢と宇宙がテーマの
感動巨編第二弾!
諦めなければ夢はきっと――

こんにちは、夕凪真白です!
今回はMF文庫Jから『君死にたもう流星群』2巻の感想!

前巻(1巻)の感想はこちらをクリック!

あらすじ

前代未聞の人工衛星テロ『大流星群』。そこで命を落とした天野河星乃を救うため、平野大地は八年前の世界にタイムトラベルする。星乃を狙う謎の悪意エウロパを撃退し、望む未来に近づいた大地。だが、過去を改変した結果、親友たちの運命までも変えてしまう。涼介と伊万里が結ばれるはずだった運命は分岐し、医者になるはずだった涼介は高校に意味を見いだせず自主退学を決意する。そんな中、人工衛星の消失事件が相次ぎ、そこに網膜アプリの開発者『六星衛一』が登場、さらには『天野河星乃』を名乗る、成りすましSNSアカウントも現れ――。各所で話題沸騰! 『夢』と『宇宙』がテーマの感動巨編第二弾!
(MF文庫J公式サイトより)

感想

前回は星乃を助けるために過去に行き、伊万里を交通事故から救って、講演会でエウロパをやっつけて終わったけれど、今回は涼介くん! なんと、大地君が伊万里ちゃんを助けたから運命が変わり、高校退学を決意する! そんなことがあり、過去を変えてしまったことに悩む大地くんだけど、伊万里からアドバイスを貰い前向きに! だけど、事件は終わらない。宇宙センターが運用していた衛星と通信が出来なくなってーーというのが試し読みまでのお話。


さて、まず最初に。
ほかうま亭のお弁当を冒頭にもってくるのは反則ですよ!
それも星乃ちゃんがエビフライを美味しく食べてるって!

1巻で大地君が、お弁当のチケットを持っていって、使えなかったっていうシーンがあったのに…
最初っから泣けてきちゃうじゃないですか!
(いや、うん…本が濡れちゃいますからね? 読んだすぐはタイヘンです)


まぁ、それはいいとして。
今回は涼介くんの「夢」が本当につらかったです。

1巻で伊万里が病院でリハビリ生活を送ることが無くなってしまい。彼女のことを救いたいと思ったから医者になったのに。医者になる未来どころか、医学部に行くどころか、高校退学を選んで。その理由が、地頭が悪くて根性がなくて、お父さんに行けと言われているから。全力でやって出来なかった場合、逃げ場がないから。辛いだけだから。

やりたいって思っていても、決意が出来ないんですよね。だから、逃げに走ってしまう。結構あることだと思うんですよ。失敗を恐れて一歩前に踏み出せない、本気出してないから!、ってなっちゃうことって。164ページから170ページにかけての涼介くんの台詞は、読んでいて悲しくなっちゃいました。

そんな状態の涼介くんに対して大地くんは相当責任を感じます。決して悪いことはしていないんですけどね。過去を変えて、未来が変わる可能性を与えてしまったのは相当。しかも、涼介くんは高校退学まで選んでいるという。に思えちゃいますよ。

しかも、大地くんは一度、涼介くんみたいな状況になっていましたから。いや、もっとひどい状況に。何もなくなった人生を生きてしまった彼だからこそ、涼介くんにはそんな未来を歩んでほしくなかったんでしょう。けれど何も言い返せない。

そんな大地くんをすごく変えたのが、伊万里ちゃん! 大地くんの悩みを聞いてアドバイスするんですよ! 『ジャンプ』考えずに一歩踏み出す。これって、今悩んでいる人にはすごく大切なことですよね。涼介くんは結局どうなっちゃうの?っていうことはネタバレになっちゃうので言いませんが、「夢」について改めて考えさせられました。


そして、エウロパ。
今回は少しだけエウロパのことについて明らかになりました。
捕まえてもまだまだ出てくる彼ら。
なりすましアカウントや衛星の通信途絶など、今回もいろんな事件があったけれど、星乃ちゃんと一緒に解決していって。クライマックスからラストにかけてはすごく面白かったですね。データを収集してまで、彼らの情報を手に入れようとする星乃ちゃんはかなり本気で。すぐに怒っちゃうのは可愛かったです。壊したモニターは一体いくらになるのか……考えちゃいけないですね。


そして、ラスト。
いったい彼女になにがあったんですかね!
これはもう3巻が楽しみです!

励まされ考えさせられる言葉の数々、涼介の悩み、大地と星乃の2人の協力する姿、今回も一つ一つに感動しました。面白かったです!


以上、ラノ感でした!