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著者 高木敦史 イラスト 遠坂あさぎ

独占欲が強いヒロイン!?
学校から悪意を排除する
学園謎解きラブコメ!

こんにちは、夕凪真白です。
今回はスニーカー文庫から『僕は君に爆弾を仕掛けたい。』のご紹介と感想!

目次

 1 ▯あらすじ
 2 ▯内容紹介
 3 ▯感想
 4 ▯最後に
 5 ▯章ごとにいろいろまとめてみた

▯あらすじ

小手毬さんはとても可愛い。でもそれは見た目だけ。本性は身勝手で強引で偉そうで、ホントにろくでもない。僕の敵、だったのに。よりにもよって彼女が僕の仕掛けた爆弾を見つけるものだから、さぁ困った。きっとものすごく面倒くさいことを言い出すぞ。「犯人を引きずり出せるかどうか、賭けをしない? 私が勝ったら笹子くん、キミ私の下僕になること!」……ほらね。そのまま二人仲良く、文化祭を控えた学内で起こる怪事件に次々巻き込まれるハメに――。
(僕は君に爆弾を仕掛けたい。特設サイトより)

▯内容紹介

〇内容
胤森先生が好きな笹子修一は、出久根先生が胤森先生を脅迫しているのを耳にする。そしてある日、出久根先生の車のボンネットの上に爆弾を置いた。しかし、なぜか時間になっても爆発しない。爆弾を仕掛けた場所に行くとなぜか、そこには爆弾はなく、車の中でのん気にタバコを吸っている出久根先生の姿があった。
美術の授業で手を切った修一は、保健室へ行く。そこには小手毬真理花がいた。彼女から『休憩つきあって』といわれ、一緒にゲームをしていくことになるが、彼女は『爆弾を見つけた』と言い出して。修一と小手毬は「爆弾を仕掛けた犯人を1週間で探せるか」の賭けをすることに。そして6日後、小手毬は爆弾を仕掛けた犯人と、出久根先生と胤森先生の脅迫事件の真相を語っていく。
小手毬に負けた修一は、彼女の下僕となって、いろんな事件に巻き込まれていく――

〇ジャンル

学園+ラブコメ+ミステリー(謎解き)です!

どちらかっていうとミステリーの方が強いかな?
だけど、ラブコメ好きでも、ミステリー好きな方でも楽しめると思います。

〇登場キャラ
笹子翔一
本作の主人公。ひねくれ者。ある先生の車の上に爆弾を仕掛けたが、小手毬によって爆弾を回収され不発に終わる。賭けに負けて小手毬の下僕になる。定期テストで常に2位という頭の良さ。だけど、嘘が下手。

小手毬真理花
本作のヒロイン。とある事情で保健室登校しており、「目を合わせると呪われる」という噂がある。学校の現役七不思議になっている。極度の人見知りで性格にロックがかかり「え? ななななななにが?」(P.102 L.7)とか言っちゃう。セロリが嫌い。

胤森真弥
学校で一番若い先生(もうすぐ24歳)で、担当科目は理科。明るく優しい性格のせいか、生徒の人気が高い。出久根先生と何かがあるらしい。

丸瀬紀乃
演劇部の部長で、前生徒会長。笹子とは幼馴染。男女ともにファンが多く、学園のアイドル的存在。メガネっ子。

出水剣馬
笹子の友人? ロボ研の会長。思い付きで行動し、他人を巻き込むが自分だけ離脱するという嫌な奴。オドラデクというロボットを作っている。

〇おもしろポイント
①謎解き!
学校の事件を解決していくんだけど、あまり直接は描かれていなくて。聞いた話から現場に行ったりして、事件の謎を解いていくって形です。そこに、いろんな爆弾が出てきたり、怪物〈バリエ〉が出てきたりして。どうしてこういう経緯があったのか。謎が明らかになっていくのは楽しいですし、すっきりします。そして、謎を見つけていくときの2人の会話も可笑しくて笑っちゃいます!

②可愛くて独占欲が強いヒロイン!
小手毬ちゃん可愛いんです! 表紙の女の子なんだけど、独占欲が強くて。翔一くんが他の女の子と一緒にいたりすると、むっとしたり。『キミを好きにしていいのは、私だけなのに!』(p.219 L.7)とか言っちゃったり。そして最後には可愛らしいセリフを言ったりして、凄く可愛いんです! 一途な女の子はいかがでしょうか!

③主人公と小手毬ちゃん
小手毬ちゃんは②でも言ったんだけど、独占欲が強い子なんですよね。主人公はそんな彼女に振り回されたりするんだけど、そんな2人の会話は面白いです。また、互いに意識しあっていくところは、中学生同士で可愛らしいんですよね。

他にもいっぱいおもしろポイントはありますが、今回はここまで!
気になった方は、試し読みをご覧になられたり、書店さんに行って見たり買ったりしてみて下さいね。

▯感想

やっぱり、小手毬ちゃんが可愛い! 人見知りで他の人たちにはあたふたしちゃってて。だけど、主人公といるときには喜怒哀楽で、すーっごく独占欲が強くて。真相を語っているときにはまじめで。いろんな小手毬ちゃんがいて面白かった!

ミステリ部分は爆弾とかが出てきたり、重い話が多いんだよね。だけど、変態さんが出てきたり、主人公くんと小手毬ちゃんの会話劇で、柔らかくなってすごく読みやすくなってて。小手毬さんの怪物〈バリエ〉が見える設定とか、〈バリエ〉自体とか。〈バリエ〉のせいで保健室から出られない彼女が、保健室から出るために謎解きをして〈バリエ〉を退治していくのは、謎解きをする理由としてはちょっと変わってて。その謎も学校のちょっとしたことが、すごく危なかったりでミステリーとしても読んでて楽しかったです。

イラストは遠坂あさぎ先生。
どのキャラも可愛かった!
一番好きだったのは147ページの主人公くんの学ランを着ている小手毬ちゃんのイラスト!
男の子が着るとあれだけど、女の子が着ると可愛くなるのはなぜなんでしょうね。
手を猫みたいにしてるのがとてもキュートでした。

ミステリーが好きな方、ラブコメが好きな方、おすすめです。

▯最後に

2巻、読みたいです!
子手毬さんと主人公くんが
次にどんなバリエと出会い
事件の謎を解いていくのか楽しみです。

以上、ラノ感でした!

▯章ごとにいろいろまとめてみた


笹子小手毬エロシーン?ページ数
前置き××3
#1×80
#2×70
#3×74
#4×75
結び×4
合計306

名前が書いてあってもセリフがない、
登場してない場合はカウントしていません。
キャラは出ているが〇出てないが×です
キャラ以外(エロシーン?)は
あるが〇ないが×微妙が△です
(キャラ以外は管理人が思った通りに
書いているので、
〇×△は多少の違いがあるかもです)